2017年4月8日(土)横濱ノースドック・さくらラン 親子マラソン2kmの参戦レポートです。
「米軍基地内でマラソン大会」というノースドックの魅力
2017年4月からはじめたランニングも、早いもので1年になりました。
以来、2度のレース(マラソン大会)に参加。距離はいずれも10km ↓
今年中にはハーフマラソンを、と目論んでおります。
そんな中で迎えた第3戦は、親子マラソン。距離は2kmです。って、ハーフマラソンはどこへ?というツッコミはさておき。
日頃走る習慣もなく、どうにもノらない家族でしたが。なかば無理矢理、家族全員(妻・娘・息子)マラソンの世界へと引きずり込みました(笑)
「まぁまぁ、2kmくらいならなんとかなるでしょ」ということです。走ってみたら意外とけっこう楽しいもんですよ、ほんとに。
ところがどっこい。距離の問題ではなく、想定外の現実が待っておりましたとさ。というのが、今回の参戦レポートの内容です。
レースの概要
参加したレースについて、カンタンな概要を。
レース名称 | 横濱ノースドック さくらラン |
開催日 | 2017年4月8日(土) |
開催地 | 神奈川県横浜市 |
「横濱ノースドック」とは、横浜港に面する在日アメリカ陸軍・海軍の港湾施設です。U.S. ARMYです。
敷地面積は、549,927平方メートル。東京ドームに換算すると、その広さは実に約12個分。
東京ドーム12個分の実感はいまいちピンときませんが、みんながよくそういう言い方をするのでマネしてみました。12個分なんだからたぶん広い、そう思ってください。
話を戻します。要は、レース会場が米軍基地内。普段はなかなか入ることができない場所でのレース、という魅力もあります。
種目は次のとおり。距離は10kmまでと物足りなさもありますが、定員はそれぞれけっこう多め。
とくに制限時間の表記もなく、マラソン初心者にもエントリーしやすいレースと言えるでしょう。
種目 | 定員 | 参加費 |
10km | 500人 | 4,000円 |
5km | 500人 | 3,000円 |
2kmラン&ウォーク | 200人 | 2,500円 |
親子マラソン2km | 50組 | 2,500円 |
今回、わが家がエントリーしたのは「親子マラソン2km」の部です。
AM 6:50 自宅を出発(レース開始 2時間30分前)
受付開始は7:30とけっこう早く。レース開始は9:20なので、8時前後の到着を狙って出発です。
家族4人、自宅マンションのエントランスから元気に・・・
という出鼻をくじく「雨」が降っております。予報通りの雨。いまさら驚くことはありません。
誰だ~、雨男は?あぁ、ボクか。プロフィールにも書いてありました。とにかく出発です。
AM 7:40 JR・東神奈川駅 到着(レース開始 1時間40分前)
会場の「横濱ノースドック」の最寄り駅は、JR・東神奈川駅もしくは京浜急行線・仲木戸駅となります。
いずれもそこから徒歩15分。雨は降ってるしさ、これがけっこう遠いんだな。海に向かってひたすら歩きます ↓
しかしまぁ、雨は止むのかね。一応、だんだんと止む予報だったはずだけど・・・
いまはといえば、こんなカンジ ↓
うん、降ってる。すごい降ってる、メッチャ降ってる。
やっぱり「持ってる」オトコは違うよねぇ。雨男の称号はダテじゃぁない。ということを確認しながら歩いていると、ノースドックに到着です。
AM 8:00 横濱ノースドック 到着(レース開始 1時間20分前)
予定通りの8:00ちょうどに、レース会場である横濱ノースドックの入口に到着です ↓
現地の少し前当たりから「関係者以外立ち入り禁止」などの表記が目立つようになり、さすがに軍施設としての緊張感がある場所です 。
というわけで。ノースドック入口では、セキュリティチェックがあります。身分証明書の提示に加えて、手荷物検査、金属探知機によるボディチェック。
制服に身を包まれた米軍の方、つまり外国の方にチェックをされるので、なんか余計に緊張します。
そんな風景を、呑気にiPhoneでパシャパシャやっていたら注意されました。撮っちゃダメよ、と英語で。
ネイティブの英会話なんてさっぱりですが、「なんかヤバそうだ」という雰囲気だけで察知したワタシ。撮影には気をつけましょう(普通はしないのか?)。
写真撮影について、あとで大会スタッフの方にお聞きしたところ、
- 基本的に施設内は撮影NG
- 施設関係者に撮影が見つかると注意される、あるいは映像の削除を命じられる
なのだそうです。とはいえ、その趣旨は「軍の機密事項の漏洩防止」にあるとのことで。
記念撮影などとして、「人を中心」に撮影している分にはとがめられることは少ないようです(ケースバイケースですのでご注意を)。
そのような事情により、このあとの写真の掲出は最低限に制限させていただきます。
AM 8:25 受付・レース待機場所(レース開始 55分前)
まさか雨空の下、レース開始まで屋外で待たされるのではという不安はハズれ。さすがに、屋内が準備されています。
準備された場所までは、ノースドックの入口からけっこう歩きます。さすがは東京ドーム約12個分の敷地です。
大きな倉庫のような場所に、受付と更衣室、荷物置き場が設置されています。冷暖房は無さそうですので、暑さ寒さがあるとキビシイでしょう。
皆が濡れた靴で出入りしている屋内。屋内ではありますが、床はドロドロのズルズルなのであります。
物を置くと、すぐに濡れるし汚れます。周囲を見渡せば、経験豊かな方や想像力が豊かな方は「敷物」というベンリなツールを持参している。
あいにくそういうものを持たずに来た我が家のような場合には、荷物をもったまま立ち尽くすことになりますので注意が必要です。
ちなみに荷物置き場は、ほんとうに「置き場」です。「預り所」ではありません。
誰もが自由に出入りできて、自由に荷物を触れます。そういうシステムの大会です。そこのところ、よろしくです。
そうこうしているうちに、開会式の時間となり。止まない雨のもと、傘をさして会場に向かいます。なんだろうね、このカンジ。
AM 8:45 開会式(レース開始 25分前)
律儀な我が家は、開会式の時間に会場へ。ところが、居ないんだな人が ↓
ウソだろ、誰かウソだと言ってくれ!というくらい淋しい開会式が始まります。だいいちね、みんな傘さしてるよ・・・
プロのアナウンサーによる巧みな司会も、雨中ではなぜか空しく響くのみ。
気が付けば準備運動と称したダンスタイムへ突入。陽気なダンサーが登場し、軽快な音楽に合わせて、かなりハードなダンスを要求されます。
あぁ、これが晴天であればなぁ。せめて雨が止んでいればなぁ。ふと思い出した大会公式ページの画像が疎ましくさえ感じます ↓
AM 9:20 レーススタート
雨に降られ、風に吹かれ。すっかり冷えてきたカラダとはお構いなしに、レーススタートは近づきます。
開会式も終了し、レーススタートまであと5分。さぁ、我が家族よ!心をひとつに、絆を結べ ↓
イイ写真だわぁ。完全に本記事執筆を意識した、完全なるブログ用写真ですから当然か。
雨傘をコースわきの芝生に置き。いよいよスタートラインに並びます。
わたしと小学校3年生の息子という男子ペア。そして、妻と小学校6年生の娘という女子ペア。この2ペアでレースに臨みます。
ところが、この組み合わせの是非をめぐり。スタート後にちょっとした「いざこざ」が発生することに。
なんにせよ 。風雨の中、待ちに待った火ぶたはようやく切って落とされました。
AM 9:22 息子の失速(レース開始後 わずか2分)
スタートしてみれば、意外と雨も気になりません。すぐにレースに集中しました。
そう集中させられるくらい、思いのほか参加者みなさんのスタートダッシュは良かった。
距離も2kmですからね、ちょっと走っている方なら十分に飛ばせる距離でしょう。
そして問題は。問題児なのは。
普段から走りこんでいるわけでもないのに、周囲に引きずられるかのごとくスタートダッシュをかました息子です。
案の定、2分後には失速。そりゃあ、全力疾走すればね。当然です。OK、まったくもって想定内。
男とはそういう生き物です。ムリだとわかっていても立ち向かうのが男です。男とは皆どこかバカ正直なのですが、その心意気や良し。
「ゆっくりでもいいから、歩くな!」というパパの叱咤のなか、息子はゴールまでの残りの10分を苦しむことになります。
AM 9:23 コース紹介・コース風景(レース開始後 3分)
レースの途中ではありますが。コースの紹介と、コースの風景を少々。
コースは種目ごとに異なり、親子マラソン2kmはこのようになっています ↓
コースの途中は海に面し、これぞザ・横浜という「みなとみらい地区」を一望できるロケーションにあります。
本日はというと。低い雲に覆われ、霞がかった空気の先に、薄ぼんやりと「何か」が見えるのみ。こんなもんでしょ、雨ですから。
再三にわたり、恨みがましいようですが。晴れていればさぞかし気持ちよかったのでしょうね、というレース途中の風景はこちら ↓
AM 9:30 母の意地 vs 娘の成長 (レース開始後 10分)
息子がヘロヘロになり、小さな女の子に横を抜かれるという屈辱を味わっていたころ。
我が家の女子ペアでは、「格差」が生じていました。
娘が妻を待ちきれず、かなり前方を疾走するという光景が。後方を走るわたしの眼からも、その様子は確認できました。
どうやら娘の成長が、母の意地を上回っていたようです(この表現、きょうの妻のブログ検閲を通るかなぁ・・・?)
「ペアで手をつないでゴール」が大会ルールですので、この場合の娘はどこかで待ちぼうけを食うことになります。
結果として、ペアの組み合わせが間違っていたのではないか?だから言ったではないか。という妻の抗議に発展します。
わたし・娘ペアと、妻・息子ペアが最適であったとの抗議です。
けれどもそれは、レース後のことであり。時すでに遅し、とはまさにこのこと。次回からは気をつけます、はい。
AM 9:33 両ペアともにフィニッシュ (レース開始後 13分)
2kmなどというのは、あっという間でもあります。
開始から13分後には、両ペアともゴール。結果は、
- パパ・息子ペア・・・12分18秒(中学年部門 27位/34位)
- ママ・娘ペア ・・・11分38秒(高学年部門 12位/14位)
距離は短いとはいえ、1キロあたり6分前後。ぜんぜん悪くないんじゃない?と思います。
むしろ周りがスゴかった、そんな気がしています。わたし以外は、レース初参戦でもありますし。
よかったんじゃないでしょうか、うん。
まとめ
参加者が多様で、人数も比較的多く。制限もユルい。コースも平坦なうえに広くて走りやすい。
施設内ではこの季節、見ごろの桜も愛でることができ。晴れていれば(しつこい)2倍楽しめたであろうオススメの大会です。
参加費もリーズナブルだと感じます。参加賞のタオル(ペア1組につき1枚)もけっこうカッコいいです ↓
マラソン体験未経験の家族が、「皆で走る」という新鮮な体験を味わうのも良いでしょう。
横濱ノースドックマラソンは毎年、春と秋に開催しているようですので、ご興味のある方はぜひ!
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きょうの執筆後記
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