じぶんの記憶力にはどうにも自信がない…
ということで。忘れっぽいわたしがやっている、「忘れないように」するための対策についてのお話です。
記憶力を過信しない、記憶力に依存しない。
唐突に「わたくしごと」ですが。じぶんの記憶力には、もともと自信がありません。歳を重ねるごとに(いま 44歳)、ますます自信がありません。
どちらかと言えば、忘れっぽい…
ゆえに、いろいろと「忘れないように」との対策をしています。じぶんの記憶力を過信しない、記憶力に依存しない。具体的には次の7つです ↓
- すぐにメモれる環境をつくる
- リマインダーで気づかせる
- カレンダーに登録する
- 記憶の宮殿で覚える
- 繰り返し暗唱する
- 記録に残す
- だれかに話す
わたしと同じく「そもそも忘れっぽい…」という人もいれば、「たまたま忘れてしまった…」という人もいるでしょう。いずれにせよ、「忘れないように」対策のご参考になれば幸いです。
それではこのあと、上記7つの対策について順番に見ていきましょう。
忘れっぽい僕がやっている「忘れないように」対策7選
《対策1》すぐにメモれる環境をつくる
ちょっと前に考えていたことを忘れてしまうことがあります。あれっ、次になにしようとしてたんだっけ…? みたいな。
なんだか、歳を重ねるごとにそういうことが多くなりました。などと言うと、「なんでも歳のせいにするんじゃないっ!」と叱られそうではありますが。
また、せっかく思いついたアイデアなども、少したつとウソのように思い出せなくなってしまったり。おいおい、だいじょうぶか? と心配されてしまいそうですが。
だれでも似たようなことは、多かれ少なかれあるでしょう? とお返ししておきます。
というわけで。わたしがやっている対策のひとつは、すぐにメモする。そんなあたりまえのことを… とも思うわけですが、そんなあたりまえをやらずに忘れてしまう人がなんと多いことか(わたしです)。
この点で、だいじなのは「すぐにメモれる環境をつくる」ことです。環境ができていないと、「メンドーだからメモしない」になります。
具体的には、音声ですぐにメモする。仕事場(自宅兼事務所)にいるときには、GoogleHome経由で Evernoteにメモします ↓
その他の場所では、iPhoneのアプリ「FastEver3」経由で Evernoteにメモします。このときも、周りの環境が許せば音声入力です。手入力よりも速くてラクだから。
文字だけではなく、ちょっと絵や図などをメモしたい。というときには、こちらのメモ帳も携帯しています。薄くて小さいながらも、スペースは十分というアイデア商品です ↓
メモをしておけば、忘れてもだいじょうぶ。って、だから安心しすぎて忘れっぽくなっているのか…? との懸念がゼロではありませんが。
《対策2》リマインダーで気づかせる
あるタイミングで、忘れずに思い出したい! ということがあります。
たとえば、駅に着いたら駅前のお店で〇〇を買う、とか。でも、家に着いてから思い出します。「あ〜、途中までは覚えてたのに…」なんて、 後の祭りです。
また、9時になったら税務署に電話をする、とか。お昼ごはんを食べているあたりで、「いけね、忘れてた」なんてことがあってはいけません。
このように、あるタイミングで忘れずに思い出したいことは、iPhoneアプリの「リマインダー」を使うようにしています。
特定の場所に近づいたら(あるいは特定の場所を離れたら)知らせてもらう、特定の時間になったら知らせてもらう。ということができます。くわしくはこちらの記事をどうぞ ↓
《対策3》カレンダーに登録する
わたしはカレンダーツールとして、「Googleカレンダー」を使っています。その昔は紙の手帳でしたが、いまは紙でスケジュール管理はしていません。
それはそれとして。Googleカレンダーには、日常の予定以外に登録しているものがあります。
それは、「記念日」です。家族の誕生日などはもちろん、知人・友人やお客さまなどの誕生日、記念日(会社の創立記念日)なども登録しています。
かつて、心がくたびれていた時期がありまして(←ただの言い訳)、家族のだいじな記念日を完全に忘れていた… ということがありました。
そのときの苦い思い出から、記念日はカレンダーに登録して忘れないようにしています。もちろん、本質は「心から忘れない、心から覚えている」ことだと理解はしていますが、過去が過去ですから念のためです。
知人・友人やお客さまの記念日がわかると、記念日当日や記念日近くにお会いするときなどには、ひとことお祝いもできますね。
そういうことが好きか嫌いかは人それぞれでしょうが、わたしは好きでやっています。
《対策4》記憶の宮殿で覚える
忘れたくない、覚えておきたいことについて。わたしは「記憶の宮殿(メモリーパレス、マインドパレスなどとも呼ばれます)」という記憶術を使うことがあります。
記憶の宮殿とは、端的に言うと。ある場所をイメージして、その場所のなかに記憶したいものをヒモ付けていく、という感じです。
たとえば、わたしはじぶんの「マイナンバー」を記憶の宮殿を使って記憶しています。マイナンバーは意味のない12桁の数字ですから、ただ暗記するのは難儀ですからね。
けれども、暗記ができれば、ちょっとマイナンバーの番号が必要というときにも、いちいちマイナンバーカードを取り出さずに済みますから便利です。
で、具体的には。わたしはじぶんの仕事部屋をイメージして、そこにマイナンバーの12桁の数字をひも付けています。
たとえば。「2」という数字については、部屋のなかにあるカフェチェア2脚の「2」とヒモ付ける。「7」という数字については、いつもデスク脇においてある「7つの習慣(本)」の「7」とヒモ付ける。みたいな。
これらに順番やストーリーをもたせるなどして、最終的に 12桁のマイナンバーを覚えています。
ただ暗記することもできるわけですが、その場合には「ちょっと忘れた」ときなどには思い出す手段がありません。ただ暗記しているだけだからです。
いっぽうで、記憶の宮殿には「ヒモ付け」があります。ヒモ付けを頼りに思い出すことができる。忘れにくい。
興味があれば、ネット検索などで「記憶の宮殿」のくわしい使い方を調べてみるとよいでしょう。
《対策5》繰り返し暗唱する
忘れたくないこと、覚えておきたいことについて。日々、繰り返し暗唱することを対策にもしています。
たとえば、じぶんの「ミッション(理念)」やら、「やらないことリスト」やら。毎朝ひとり、部屋でブツブツと暗唱しています。少々、怖い光景です。
もっとも、ミッションにしてもやらないことにしても、そのもの自体を忘れてしまうことはありません。いちおう覚えている。
そう、問題は「いちおう」にあります。ほんとうに、魂の隅々まで覚えているかというと、そうでもないことがある。
「時間がない・忙しい」とは言わない、とリストに書いているし覚えていても。それでもなお、言ってしまうことがあります。
これでは「ほんとう」に覚えているとは言えず、忘れているのと同じです。だから、繰り返し暗唱することを通して、じぶん自身に言い聞かせる。という時間を持つようにしています。
《対策6》記録に残す
人から聞いたこと、言われたことを忘れてしまう… ありますよね? 忘れっぽいわたしはあります。放っておくと、よく忘れます。
なので、記憶がダメなら記録に残すしかありません。
たとえば。お客さまとお話をした内容で、忘れてはいけないことや覚えておくべきことは記録に残します。
具体的な方法としては、前述した「メモる」の方法ですぐにメモる。そのあとで、メモした内容をEvernoteのなかで整理しておく。
次に、そのお客さまとお会いするときには、整理したメモを見返しておく。これなら、「前回お話をしていた〇〇の件、…」という話を忘れることなくできるようになります。
そんなんあたりまえでしょ、と思われるかもですが。それくらい覚えておけるだろう、と記憶に頼ってぜんぜんメモしない。結局、忘れてしまう人をたくさん見てきたし、いまも見かけます。わたしもそのひとりですし。
とにかく。記憶力を過信しないこと、記憶力に依存しないこと。また、記憶力(脳)にあまり負担をかけると、目の前の処理能力が落ちるとも言われています。
忘れたくないことや覚えておくべきことは記録に吐き出して、脳を有効利用できるようにしておくのがよさそうだ。というのが、わたしの考えです。
《対策7》だれかに話す
他人に話をすることで、話をした内容が記憶として定着する。という経験をしたことがあるのではないでしょうか。
わたしも経験があるので、忘れたくないことや覚えておくべきことを「あえて話す」ようにしています。
たとえば。わたしは毎月セミナーを開催していますが、そこは「あえて話す」にはとてもよい場所です。あたらしい知識や情報などは、あえて話すことで記憶に残りやすくなることを実感しています。
もちろん、身近なだれかに話すことでも同じような効果があるでしょう。
また、実際に話をしないまでも。「話すつもり」であっても一定の効果はあるようです。人に教えるつもりで読書をすると、記憶への定着率が 28%アップする、というワシントン大学の実験結果があるそうなので。
なかなか覚えられないなぁ… ということがあれば。だれかに話す、だれかに話すつもり、を試してみるのはいかがでしょうか。
まとめ
忘れっぽいわたしがやっている、「忘れないように」するための対策についてお話をしてきました。
「そもそも忘れっぽい」という人もいれば、「たまたま忘れてしまった」ということもあるでしょう。
いずれにせよ、じぶんの記憶力を過信しない、記憶力に依存しない。との認識で対策を考えてみるのはいかがでしょうか。
- すぐにメモれる環境をつくる
- リマインダーで気づかせる
- カレンダーに登録する
- 記憶の宮殿で覚える
- 繰り返し暗唱する
- 記録に残す
- だれかに話す