心ここにあらずのマルチタスクを避けるためにやっている7つのこと

心ここにあらずのマルチタスクを避けるためにやっている7つのこと

脳は一度に2つ以上のことに集中できない。

というわけで、心ここにあらずのマルチタスクを避けるためにやっていることについてお話をしていきます。

目次

心ここにあらずでは目の前のことに「集中」できない

マルチタスクという言葉があります。

それについて、いろいろな「定義」はあるのかもしれませんが。本記事でこれから話をするうえでの「マルチタスク」とはこういうものです ↓

マルチタスクとは

2つ以上のものごとを同時にやる、あるいはやろうとすること

このようなマルチタスクをどう考えるかは人それではあるけれど、わたしは「マルチタスクはやらない」ように気をつけています。

なぜなら、2つ以上のものごとを同時にやろうとすると、「心ここにあらず」は避けがたく、なかなか目の前のことには集中できないと感じるからです。

(※ あくまでわたし自身のことであり、マルチタスクをしている人を否定する意図はありません)

この点について、「SINGLE TASK 一点集中術 / デボラ・ザックさん著」には次のように書いてあります ↓

…(中略)… 現実には、脳は一度に2つ以上のことに集中できない。そのうえ、注意をあちこちに向けていると、効率が落ちる。

【SINGLE TASK 一点集中術 / デボラ・ザックさん著 より引用】

こんな具合に、この本では「マルチタスクの損」が指摘され、逆に「シングルタスクの得」が勧められています。

それはそれとして。わたしが思うのは「なるほど、脳がムリだと言うのであればそりゃムリだわな」ということです。

そこで、マルチタスクを避けるために、いまわたしが実際にやっていることについてお話をしてみます。こちらの7つです ↓

“マルチタスクを避けるためにやっている7つのこと”
  1. 頭に浮かんだことはすぐにメモする
  2. ブラウザはつど閉じる
  3. スマホの通知をオフにする
  4. TaskChuteを使う
  5. なるべくスマホに触れない
  6. なるべくスマートウォッチを使わない
  7. 音楽を聞きながら仕事・勉強をしない

気になるものがあれば、いちど試されてみるのはいかがでしょうか。

というわけで。上記7つについて、このあと順番に見ていきましょう。

 

マルチタスクを避けるためにやっている7つのこと

頭に浮かんだことはすぐにメモする

道を歩いているとき、仕事をしているときなど。ふとしたときに、「なにか」が頭に浮かぶことがありますよね。

たとえば。「〇〇をしよう」とか「〇〇をしなきゃ」とか。あるいは、ちょっとしたヒラメキやアイデアなど。

そういったことはすぐにメモするようにしています。頭に浮かんだままにしておくと、マルチタスクになりかねないからです。

頭に浮かんだことを考えながら、別なことをしはじめたらマルチタスクになってしまいます。

だから、頭に浮かんだことはメモしておいて、あとであらためて考える・実行する。これなら、目の前のことに集中できます。

具体的には、スマホのアプリ「FastEver」を経由して「Evernote」にメモする ↓

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あるいは、スマートスピーカーを経由して「Evernote」にメモしています ↓

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ブラウザはつど閉じる

パソコンで作業をするときには、ブラウザを開きっぱなしにしないようにしています。使い終わったらつど閉じる。

いちいち閉じるのは、一見すると非効率に思えるかもしれませんが。非効率にすることで、「ついついネット」や「ついついSNS」を防ぐのに役立ちます。

ふしぎなもので、「ブラウザを立ち上げる」というささいな行為をあいだにはさむだけでも抑止力にはなるものです。試してみるとわかります。

「ついつい〇〇」というのも、油断のならないマルチタスクだと言えるでしょう。〇〇が気になってしまうと、目の前のことにも集中できませんから。

わたしの実体験で言えば。以前は、毎日のブログをブラウザ(WordPress)から執筆していました。

ところが、ブラウザはなんでも見れます。複数のタブを開きっぱなしにすることもできます。だから、ついついメールを開いたり、SNSを見たり、GoogleAnalyticsやAdesenseを確認したり…

そんなこともあり、いまは「Bear」というテキストエディタを使って執筆していますがとてもいい。ブラウザは閉じっぱなしにできますから、執筆に集中できます ↓

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それは一例として。ブラウザはつど閉じる、を心がけています。

スマホの通知をオフにする

仕事をしているとき、勉強をしているときなどに、「スマホが鳴る」と集中力が削がれますよね。

また、人と話をしているときや、ベッドに入っているときに「スマホが鳴る」のも、気になってしまうでしょう。

結果、目の前のことに集中ができなくなってしまうので、スマホからの「通知は極力オフ」に設定をしています。

音やバイブレーションはもちろん、画面への表示もすべてオフにする。これなら、着信や通知があっても気づかずにすみます。

いやいや、気づかなければ困るだろう。と思われるかもしれませんが。実際には、「急ぎで気づかねばならない」ようなことはほとんどありません。

わたしは、メールの新着通知はオフに設定し、メールが来たかどうかはわからないようにしています。

代わりに1日3回、朝・昼・晩にじぶんで確認をするだけですが、それで困ったことはいちどもありません(いまのところ)。

電話の着信や、SNS・アプリの通知なども同じです。必要なもの、必要なとき以外は極力オフにするのもよいでしょう。

やりはじめは不安かもしれませんが、がんばって少し続けてみると、むしろどれだけ邪魔をされていたかがわかります。

そもそも、スマホやアプリは親切すぎるので。通知は初期設定のままにせず、いちど見直してみるのがおすすめです。

TaskChuteを使う

これはピンポイントな「策」ではありますが。わたしは毎日のスケジュール管理に「TaskChute Cloud」というツールを使っています。

その使い方について、くわしくは別記事にゆずりますが ↓

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かんたんに言うと、毎朝のうちに「翌日の朝起きるまでのスケジュール」を TaskChuteでつくってしまう。そのスケジュールのとおりに実行をしていく、というのがわたしのスケジュール管理です。

TaskChuteでは「いま実行中のスケジュール」を記録していくので、じぶんがいまなにをしているかを意識することができます。

うっかりマルチタスクでなにか別なことをはじめてしまっても「あぁ、いかんいかん」と気がつくことができるのが利点です。

また「なにか別のこと」をどうしてもやらなければいけないときには、TaskChute上で「スケジュールの割り込み」を登録します。

割り込んだうえで「別のこと」をやる。終わってからまた「元のスケジュール」に戻る。

TaskChuteでは同時に「別のこと」と「元のスケジュール」の実行とを記録できないしくみなので、マルチタスクの防止にも役立ちます。

TaskChuteを使うかどうかは別にして、「いま実行中のスケジュール」がなにか? を意識するしくみがあるとよいでしょう。

なるべくスマホに触れない

いまさら言うまでもありませんが、スマホひとつでいろいろなことができるようになりました。

あまりにいろいろありすぎて、例示をするのもメンドーですが。ネット検索、メール、ネットショッピング、SNS、ゲーム、読書、などなど。

おかげで「目移り」をしてしまい。〇〇をするつもりでスマホを手にとったはずなのに、気がついたら△△をしていた… などという経験は誰にでもあるでしょう。

いろいろできすぎてしまうからなのか。人と話をしている最中や、会議・研修に参加をしている最中などにスマホをいじってしまう… という光景を目にします。

これでは、人との会話や、会議・研修にも集中できませんよね。それを見た相手からしても片手間にされているようで、気持ちのいいものではありません。マルチタスクの弊害です。

なので、わたしはなるべくスマホに触れないようにしています。

机の上にスマホを置くときにも、視界の外に置く。打ち合わせや会食のときにスマホをテーブルのうえには置かない、など。

もちろん、必要があればスマホを手に取りますが、用が済んだらまたすぐに元の場所に戻しておく。

前述した「通知オフ」とセットで実行すると、スマホによるマルチタスクはだいぶ軽減できることを実感しています。

なるべくスマートウォッチを使わない

スマホと同じように便利なものとしてスマートウォッチがあります。

わたしもつい最近までは、四六時中、スマートウォッチを腕に付けていましたが、いまはやめました。

理由はスマホといっしょです。スマホと同じようにスマートウォッチにも「通知」はありますし、「アプリ」などもあります。

やはり、気を散らす要素、マルチタスクの要素がスマートウォッチにもあると感じるのですね。

わたしの場合、もともとスマートウォッチを付けていたのは、身体の具合(心拍、睡眠、運動など)をトラッキングするのがメインであって、通知やアプリではありません。

だったら、ほかにトラッキングできるツールはないか? ということで見つけたのが「Oura Ring」。指輪型のトラッカーでした ↓

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これには通知もアプリもないので、純粋にトラッキングするだけです。気が散ることはありません。

もし同じようなことを考えているのであれば、いちど検討されるのもおすすめです。

音楽を聞きながら仕事・勉強をしない

遠い昔のことになりますが。学生時代、好きな音楽やラジオを聞きながら勉強をしたものです。

ところが。それはまさにマルチタスク、恐ろしく効率の悪い勉強だったと思うとショックでもあります。

単純作業(たとえば熟練ドライバーの運転など)は別として。勉強のように集中力を要する行為と、音楽やラジオを聞く行為とは「干渉」してしまい、集中力が低下するそうです。

でも、好きな音楽やラジオを聞きながら勉強すると気分がいい。ゆえにはかどる、というのは勘違いらしく。

好きな音楽やラジオを聞くことで、「やる気」などに影響するアドレナリンが分泌されているからであって、集中力や効率はマルチタスクによって低下している。科学的にはそのように解釈されています。

このことを知ってからは、音楽を聞きながらの仕事や勉強はやめました。

なにをするにしても、「脳は1つのことにしか集中できない」という前提で環境づくりをするのがよさそうです。

 

まとめ

脳は一度に2つ以上のことに集中できない、とのこと。

わたし自身、2つ以上のものごとを同時にやろうとすると「心ここにあらず」で、目の前のことに集中できません。

同じように感じることがあるのなら。マルチタスクを避けるためにどうするか、策を講じてみるのはいかがでしょうか。

“マルチタスクを避けるためにやっている7つのこと”
  1. 頭に浮かんだことはすぐにメモする
  2. ブラウザはつど閉じる
  3. スマホの通知をオフにする
  4. TaskChuteを使う
  5. なるべくスマホに触れない
  6. なるべくスマートウォッチを使わない
  7. 音楽を聞きながら仕事・勉強をしない
心ここにあらずのマルチタスクを避けるためにやっている7つのこと

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