まいどまいどやると決めているもの、いわゆる「ルーティーン」はありますか?
「きょうを振り返る・あすを迎えるため」に、わたしが夜にやっているルーティンについてのお話です。
朝もルーティーン、夜もルーティーン
唐突ですが、わたしは「ルーティーン」というものをだいじにしています。
ルーティーン、つまり、「まいどまいどやる」と決めているものがある。そのうち、おもだったルーティーンは朝と夜とに分かれます。
朝はこんな感じです(カッコ書きはだいたいの所要時間) ↓
- 前日に収集した情報の整理(5分)
- タスクの整理(5分)
- 1日のスケジュール決め(8分)
- 心得リスト、やらないことリストの確認(5分)
- きょうはじめて試してみたいことをイメージする(1分)
- メール・SNSをチェックする(10分)
- ニュースをチェックする(12分)
- 経理をする(10分)
- タッチタイピングの練習をする(7分)
- N-Back課題・ルービックキューブをする(7分)
- 身支度・トイレ掃除・神棚にお参り(25分)
これらを毎朝やることで、「きょうを過ごすため」の準備を整えています。
いっぽうで。夜は夜でまいどやる、夜のルーティーンというものもあります。その目的は、「きょうを振り返る・あすを迎えるため」です。
別に振り返らずともきょうはちゃんと終わるし、なにをせずともちゃんとあすは来るわけですが。
それでも、「意識してきょう1日を締めくくる」ことに一定の意味はあるだろう、とも考えて。毎晩、ベッドに入る前にやっている「夜ルーティーン」がこちらです ↓
- だれの・なにを・どれだけ・いくらの仕事したかを記録する
- カラダに関するデータを記録する
- きょうはじめて試したことを記録する
- 悩みや不安を書き出しておく
- きょうのスケジュールのズレを確認する
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
きょうを振り返る・あすを迎えるためにやっている「夜ルーティーン」
だれの・なにを・どれだけ・いくらの仕事したかを記録する
夜ルーティンのひとつとして、きょう1日の仕事について記録をしています。
仕事の記録をつけるなどあたりまえだろう、ということでしょうが。記録の内容は人それぞれかと推測します。わたしの場合はこんな感じです ↓
- お客さま名(だれの)
- 仕事の内容(なにを)
- 所要時間(どれだけ)
- 報酬金額(いくらの)
これらをExcelに記録して、きょう1日の仕事を振り返ります。振り返りのポイントとしては、
- 同じ仕事を以前と比べて「上手く」や「速く」できたか?
- 上手くも速くもできなかったのは「なぜ」か?
- 提供した内容(価値)、かかった時間などに対して報酬金額は適当か?
- そもそも、やりたい仕事・やるべき仕事をできているのかどうか?
などなど。
Excelですから、「お客さま別」や「仕事の内容別」などで記録内容を比較することもできます。
きょうの仕事を振り返り、あす以降の仕事で「改善」できそうなことをイメージする。そのための記録です。
カラダに関するデータを記録する
夜ルーティンのひとつとして、じぶんのカラダに関するデータを記録しています。
なにをするにせよ、カラダが資本です。あすを迎えるにあたって、カラダの状況を把握する、好不調を早めに察知することがだいじだと考えています。
わたしが記録している内容はこちらです ↓
- 起床時間、就寝時間、睡眠効率(Oura Ringで計測)
- 歩数、消費カロリー(Oura Ringで計測)
- ランニングの距離、速度、時間、心拍(fitbit ionicで計測)
- 体重、体脂肪
健康維持のコツもいろいろあるのでしょうが。基本的には「睡眠」と「運動」だろうと考えているので、上記のようなデータをExcelに記録しています。
データを確認するときのポイントは「1週間移動平均」です。
1週間移動平均とは「直前の1週間の平均値」であり、きょうのデータを入力すると「1週間移動平均」をExcelで自動計算するようにしています。
たとえば体重について。1日ごとの体重には凸凹がありますから、体重が増えているのか・減っているのかの「傾向」はつかみにくいものです。
これに対して、「1週間移動平均」を並べて見てみると。凸凹がならされますので、体重が増えているのか・減っているのかの「傾向」はわかりやすくなります。
傾向がわかれば早めの対応もできるというもの。カラダを整えてあすを迎えるために記録を続けています。
きょうはじめて試したことを記録する
これまで 44年の人生を過ごしてきたわたしが、「きょうはじめて試したこと」を、1日の終りに記録しています。
わたしはもともとが「保守的」な性格です。いっぽうで、世の中はおかまいなしに「変化」をし続けていきます。
じぶんもまた「変化」できなければ、世の中から取り残されてしまうだろう。そんな危機感がある。
そこで、なかば強制的にも「はじめて試す」を習慣化しようと、毎日なにかを試しては記録を続けています。
その前準備が、冒頭で触れた「朝のルーティーン」のなかにある、「きょうはじめて試してみたいことをイメージする」です。
とはいえ、この時点では思い浮かばないこともあり、その場合には1日を過ごすなかで「はじめて試す」をなにかしら選択するようにしています。
試すと言ってもピンキリです。わりと「大物」もあれば「小物」もあります。小物で言えば、いままで買ったことがない飲み物を買う、とか。
そんなていどではありますが、「保守的」な性格のわたしにはだいじなことなのかな、と感じています。はじめて試すことを敬遠しないように、チャレンジに及び腰にならないように。
毎日の記録を見返すにつけ、「だいじょうぶ、変化もできる、できるぞ!」と自信の支えにもなっております。
ちなみに、きのうの「はじめて試す」は新宿二丁目のゲイバーでした。とある人に連れて行ってもらいました。楽しかったです。
おいおい、もしかして違う「変化」をするんじゃなかろうな?と思われるかもしれませんが、わたしはいたって「ノンケ」です。
でも楽しめるゲイバーだってあるんだ、と思い知った夜でした。なんのこっちゃ。
悩みや不安を書き出しておく
いろいろなことがある毎日です。悩みや不安だってあるでしょう。もちろん、わたしもあります。
そんなときには夜眠る前に、その悩みや不安を書き出してみる。これも夜ルーティーンのひとつです。
書き出すことでアタマのなかからはき出す。ひとまずアタマのなかをスッキリさせる「儀式」のようなもの、という効用がひとつ。王様の耳はロバの耳〜!あぁ、スッキリした。みたいな。
また、悩みや不安をあらためて「文字」にしてみると、冷静に受け止めることができたりもします。
アタマのなかに入れっぱなしだと感情的なものが強くなるのに比べて、文字にしてみると少々客観的にもとらえることができます。まぁ、そういうこともあるよねー、みたいな。
もちろん。悩みや不安については、その解決に向けて具体的に思考する・行動することも大切です。
ただ、少なくとも夜寝る前に、疲れたアタマやカラダでやるようなことではないだろう。そのように考えています。
だから、書き出してみてアタマから追い出す。追い出すけれど、書き出して記録にはしておく。というわけです。
なお、書き出すツールとしてはGoogleカレンダーを使っています。これだと、いつどんな悩みや不安を感じていたかを見返すのにも役立ちますので。
きょうのスケジュールのズレを確認する
夜ルーティンのひとつとして、きょう1日のスケジュールのズレを確認するようにしています。
その前提として、冒頭で触れた「朝ルーティーン」のひとつ「1日のスケジュール決め」があります。
ここで言う「スケジュール決め」とは、翌朝起きるまでのスケジュールを分単位で決めることです。
分単位だなんて、好き嫌いがわかれるやり方だとは思いますが、わたしは好きでやっています。
具体的には TaskChute Cloud というツールを使ってスケジュール、その後、実行の記録をする。夜ルーティーンで、スケジュールと実行との「ズレ(スケジュールどおりではなかった部分)」を確認する、という流れです。
分単位でスケジュールを決める、と言いましたが。それを寸分違わず守れるとも考えていませんし、寸分違わず守ることがだいじだとも考えていません。
だいじなのは、きょう1日を過ごすにあたっての「よりどころ」を持つこと。限られた時間をできるだけ有意義に過ごすためのスケジュールです。
それでも邪魔は入るし、だらけたりもします。結果生じたスケジュールとの「ズレ」を見て、きょうを振り返る。
加えて、ズレが生じた「理由」と「対策」を考えてみて、より有意義な「あすを迎える」ための誓いを立てる。
まぁ、結局、あすもまた邪魔は入るし、だらけたりもするのですけど。また夜にズレを確認する、の繰り返しです。
その繰り返しによって、やりたいことができるじぶん・やりたいことができる毎日を目指しています。
限られた人生です。きょうもやりたいことができなかったなぁ… と嘆くばかりの1日はあまりにもったいない。じぶんの苦い過去から得られた教訓でもあります。うぅぅ…
まとめ
別に振り返らずともきょうはちゃんと終わるし、なにをせずともちゃんとあすは来るわけですが。
意識してきょう1日を締めくくる、ということで「夜ルーティン」を持ってみるのはいかがでしょう。
きょうを振り返り、あすを迎えるのに役立つことがあるはずです。
- だれの・なにを・どれだけの仕事したかを記録する
- カラダに関するデータを記録する
- きょうはじめて試したことを記録する
- 悩みや不安を書き出しておく
- きょうのスケジュールのズレを確認する