レビュー/ローソンのホットコーヒー用豆が買えるって知らないの?

レビュー/ローソンのホットコーヒー用豆が買えるって知らないの?

ローソンのマチカフェでおなじみのホットコーヒー。その豆を、わたしたちも買うことができるんです!って、知らない人が多いみたいなのでレビューです。注意点などをふまえて、お話をしていきます。

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そうなんです、飲めるんです。

こんにちは、コーヒー好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、コーヒーしてますか?

というわけで(どういうわけで?)、今回は「ローソン」で買うことができる「ホットコーヒー用豆」をレビューです。ちなみに、こういうのになります↓

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カウンターコーヒー(マチカフェ)として提供されているものと、まったく同じ豆です。えっ、じゃあ、ローソンで買っていたコーヒーが、おウチでも飲めてしまうんですか? そうなんです、飲めるんです。飲んでもいいんです!

ところが、注意点ともいうべきところもありますので。そのあたりもふまえて、このあとお話をしていきたいとおもいます。それではさっそく、はじめていきましょう。

ローソンのホットコーヒー用豆をレビューします

最初の難関は、購入時

ローソンのホットコーヒー用豆、いいんじゃない? というわけで、さっそく買いに行きましょう。と、あわてんぼうのあなた。ちょっと落ち着いて、まずは、わたしの話をもう少し聞いてください。

最初の難関は、いきなり訪れます。それは、購入時です。って、いやいや、商品を棚から取って、レジに持っていけばいいんでしょうよ? と、おもわれたかもしれませんが。そう、そこが、あわてんぼうだというのです。

これまで、なんども通ったはずのローソンで、あなたはいちどでも、さきほど掲載した「ホットコーヒー用豆」を目にしたことがありますか? ないはずです。なぜなら、棚には並べられていないから。

それじゃあ、どこにあるというのか? 店員さんが持っています。といっても、隠し持っているのではなくて。お店で使うコーヒー豆として(マチカフェ提供用として)、お店でストックしているということです。

まぁ、そこが難関たる原因にもなっているわけで。実のところ、店員さんでさえ「その豆を販売できること」を知らなかったりするのですね。だから、レジに行って「コーヒー豆ください!」と伝えても、「こいつ、何言ってんの?」という顔をされてしまうことがあります。やれやれ、です。

発売当初(2021年2月)、買いにいったときにそうだったのはしかたないにしても、つい先日(2023年8月)も、「えっ、コーヒー豆ですか…?」とけげんな顔をされてしまいました。おいおい、まだ浸透していないのか…

そんなときは、ローソン公式Webサイトの商品ページを、スマホで見せるのがよいでしょう↓

すると、「あぁ、これか!」と理解してもらえます。そのうえで、パッケージのバーコードを、ピッとスキャンしてもらうと売値が表示されるので、「これって売れるんですね…」と店員さんが知る、というやりとりが先日ありました。

なにはともあれ、最初の難関で挫折せぬように。店員さんが知らないようであれば、教えてあげる勇気をもっていきましょう(おおげさ)。スマホで、商品ページを見せられる準備をお忘れなく。

ところで、パッケージの裏面には「従業員の方へ」という、なんとも興味深い記載があります。利用するマシンの取り扱いが記載されているんですね↓

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と、こんな具合ですから。初心者の店員さんなどは、これが売り物だとはおもえないのはやむなし、といったところでしょうか。

いざ、開封。深煎り、いいね。

最初の難関を乗り越えて、ホットコーヒー用豆を手にすることができたなら、いざ開封です。豆のようすは、こんな感じになっております↓

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あきらかに深煎りです。ただ、テッカテカに油が浮いている、というほどではありませんね。いわゆる焙煎度でいうと、フルシティあたりでしょうか。まぁ、いずれにせよ深煎りです。わたしは、好きー。

で、そのコーヒー豆が 250g、たっぷりと入っています。ここで、気になるお値段の発表です。なんと……

1,100円(消費税込み)です。なんと… というほど、高かったり安かったりするわけではありませんが。これで、20杯分くらい飲めると考えれば、1杯あたりのお値段は 55円になります。

ローソンの店頭で、ホットコーヒーを注文すると 110円(消費税込み)なので、そのちょうど半値です。そう考えると、お買い得ではありますね。まぁ、豆を挽いて、コーヒーを淹れる手間は別途必要ですけど。

そういう人は、そもそもコーヒー豆を買わんでしょうから置いといて。もう1つの注意点として、ローソンでは、コーヒー豆を挽いてもらうことはできません。なので、家にコーヒーミルがないと詰みます。ジ・エンドです。

いやいや、ジ・エンドは言い過ぎ。ミルは買えばよいだけですね。いまどきは、100均でだって 500円くらいで売っていますし↓

ところで、ローソンのホットコーヒー用豆。発売当初は 900円でした。その当時は、けっこう割安感がありましたが、そこから 200円の値上がりです。ただ、スタバなどでも、コーヒー豆は値上がりしましたからね。

スタバでレギュラーのコーヒー豆だと、250gで 1,320円〜1,540円なので、ローソンだとそれよりはちょっとお買い得、といったところでしょうか。

さぁ、淹れよう。でも、器具がねぇ。

開封も済みましたので、さっそく淹れることにしましょうか。しかし、ここにも難関が待ち構えています。

って、またおおげさな。ハンドドリップすりゃあいいんでしょ(あるいは、コーヒーメーカー)? と、おもわれるかもしれませんが。甘い、甘すぎる。上島珈琲店の黒糖ミルク珈琲に、追加でガムシロを入れるくらい甘いです。

なぜなら、ローソンのコーヒーは「アメリカーノ」だから。アメリカーノとは、カンタンにいうと、エスプレッソをつくって、それをお湯で割った飲み物です。なので、ハンドドリップとは別モノになります。

喜び勇んで、ローソンのホットコーヒー用豆を買ってきてはみたものの。ハンドドリップで淹れてみたら、「あれれ、なんかいつものと違うぞ…」ということになってしまいます。いや、別にハンドドリップでもいいんだけれども。

それでも、なお、いつものマチカフェを再現したいんじゃ! というあなたは、もうひと手間をかけねばならないことになります。さきほども言ったとおり、「エスプレッソ」をつくることです。

はい、また詰んだ。ウチに、エスプレッソマシーンなんてねぇよ。というウチが大半でしょう。わが家にもありません。といっても、ほしいけどないのではなく。「意志を持ったうえで所持していない」というのが正確な表現です。

でも、だいじょうぶー。エスプレッソマシーンよりも、お手軽に、そしてリーズナブルに、「エスプレッソ風」を楽しめるコーヒー器具はあるんです。たとえば、マキネッタ(ビアレッティ・ブリッカ)とか↓

ほかにも、「エアロプレス+FELLOW Prisumo」とか↓

というように、エスプレッソ的なものをつくれたら、それをお湯で割れば、ローソンのマチカフェ・コーヒーを再現することができますよ!

って、いやいや、そこまではせんよ、わたしは… とおもわれるでしょうか。ふつーは、おもいますよね。なんか、かえってメンドーなことになっているような気がしないでもありませんし。

行きがけの駄賃です。ここまできたら、有効な代替案も示しておくことにしましょう。ハンドドリップをする際に、おすすめのドリッパーを、ひとつご紹介しておきます。結論、「HARIO・MUGEN」です↓

MUGENとか、厨二病心をくすぐる商品名をつけてくれるぜー。と、ひとり心躍らせている場合ではありません。きちんと商品説明をしなければ、です。

MUGENは、「1回抽出ドリッパー」ということで、「基本的」には、いちどでお湯をドリッパーに注ぎ入れることになっています。つまり、ちょびちょびとお湯を注ぎ入れるのではなくて、一気にいく。

でも、「濃い味(とくに苦味)」のコーヒーを淹れたいのであれば、この MUGENを使いつつ、お湯をゆっくりと回数を分けて少しづつ注ぎ入れていきましょう。すると、濃い味のコーヒーにしあがります。

エスプレッソとまではいかないものの、ローソンのホットコーヒー用豆の深煎りを活かした、ガツンとパンチを効かせることができるのがポイントです。でも、なんで、MUGENだと濃い味にしあがるのか?

MUGENは、ドリッパーのなかでも抽出速度が遅いからです。内面にリブ(溝)がなく、ペーパーフィルターとドリッパー内面とが密着します。空気のスキマがないために、抽出スピードが遅くなるのですね。底も1つ穴ですし。

というわけで、ご興味あれば、MUGENドリッパーをお試しあれ。

鮮度は、ケースバイケース…かな

さいごに、もうひとつ。コーヒー豆の鮮度としてはどうなのか? 焙煎日の記載があるわけではないので、わからないといえばわからないのですが。パッケージ裏面には「賞味期限」の記載があります↓

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これ、どれくらいの期間をとっているんですかね。どなたか知っている人がいたら、おしえてほしいです。もしも、1年ということだとすると、今回買った豆は、焙煎から数ヶ月ていどたっていると推測できました。

では、実際に淹れてみてどうだったのか? というと。ハンドドリップ時には、あまり膨らみませんでしたね。一般に、鮮度が高いほど(焙煎から時間がたっていないほど)、膨らむものとされています。深煎りの場合はとくに、です。

だとすると、やっぱり、今回は数ヶ月くらいはたっている(豆からあるていどガスが抜けている)ので、あまり膨らまなかったのかもしれない、ということになります。

ただし、このあたりは「購入する店舗」しだいでしょう。極端をいえば、めちゃくちゃマチカフェ・コーヒーが売れ巻くっている店舗であれば、豆の消費量が多くなり、常に鮮度が高い豆がストックされている可能性はあります。

それなら、都心部でにぎわっているローソンで買うのがいいのかもー、とはおもいます。はい。

まとめ

ローソンのマチカフェでおなじみのホットコーヒー。その豆を、わたしたちも買うことができるんです!って、知らない人が多いみたいなので、注意点などをふまえてお話をしてきました。

コーヒー好きのあなた。ローソン大好きなあなた。おウチで、マチカフェを再現してみたいあなた。ぜひいちど、買ってみるのはいかがでしょうか。店員さんが知らないようであれば、教えてあげる勇気は必要です(笑)

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