日常生活でも仕事でも、「現金払い」が多くはないですか?
もしかして、ちょっと損をしているかも。
というわけで。フリーランスは現金払いをやめて時間もおカネも得をする、というお話をしていきます。
「現金払い」をやめるメリットを挙げてみる
フリーランスは私生活に加え、仕事においても、日々さまざまな支払いの機会があります。
そんなとき、「なに」で支払いをしていますか? また、それは「なぜ」ですか?
もしも、なんとなく「現金で」というのであれば。その「現金払い」をやめるメリットを考えてみましょう。
ちなみに、現金をやめてなにで支払うのか? 具体的にはのちほど触れますが、たとえば、電子マネーやクレジットカード。
そのあたりを想像しながら、まずは、現金払いをやめるメリットを見ていきます。
「時間」がお得
現金払いをやめるメリットとして、「時間」がお得であることが挙げられます。
- 支払い時のお会計がスピーディー
- 銀行に行く時間が減る
- 経理で「思い出す」時間が減る
- 経理の作業スピードが上がる
上記について、ひとつずつ補足します。
支払い時のお会計がスピーディー
レジでおカネを支払う場合。おカネを準備するこちらは、サイフを出して小銭をゴソゴソ。店員さんは、おつりをゴソゴソ。時間がかかります。
電車・バスに乗るのも同じです。小銭を準備する時間、お釣りをもらう時間はかかります。
これが、電子マネーであればあっと言う間です。こちらはカードやスマホをかざすだけ。店員さんもレシートを準備するだけ。スピーディーです。
一回一回はわずかな時間かもしれませんが、一生のうちにどれだけ繰り返すのかと考えれば。決してバカにはできない時間です。
銀行に行く時間が減る
現金を使う生活をしていると、銀行やコンビニなどATMのあるところに行かなければいけません。おカネを引き出すためです。
これもまた時間を食います。行くこと自体がメンドーですし、人が並んでいれば待ち時間も発生します。
現金払いを減らせば、銀行などに行く機会を格段に減らすことが可能です。
経理で「思い出す」時間が減る
フリーランスは経理をしなければいけません。使ったおカネについて、帳簿に記録しなければいけない。
たとえば、バス代。現金払いで済ませていると、領収書・レシートが無いために記録をわすれてしまうかもしれません。
そんなことがないように、「きょうはなにしたっけ、きのうはなにをしたっけ…?」と思い出すわけですが。その時間がもったいない。
電子マネーであれば、利用履歴として記録が残ります。思い出すというムダな時間を減らすことができます。
経理の作業スピードが上がる
さきほど、電子マネーの利用履歴のお話をしました。その利用履歴をデータとして取得できれば、会計ソフトに取り込むこともできます(会計ソフトによりますが)。
クレジットカードや銀行振込なども同じです。利用履歴や取引明細データをネットで取得できるように手続きをしておけばOKです。
それらのデータを会計ソフトで取得すれば、手作業で入力する時間を減らすことができます。経理作業のスピード化です。
手作業にはミスもつきものですから、ミスの確認・修正の時間も減るでしょう。
経理は、手作業で高速入力するようなスキルを磨いてはいけません。手作業をできるだけ捨て、いかにラクして仕上げるかのスキルを磨きましょう。
「おカネ」もお得
現金払いをやめるメリットとして、「時間」のほかに「おカネ」がお得であることも挙げられます。
- 空いた時間こそ「時はカネなり」
- ポイントが貯まる
- 盗難・紛失のリスクが減る
- 支払を先延ばしできる
上記について、ひとつずつ補足します。
空いた時間こそ「時はカネなり」
さきほど、現金払いをやめれば、時間がお得だとお話をしました。そのこと自体、おカネを得していることでもあります。
空いた時間で、もっと仕事をして稼ぐことができるかもしれない。プライベートの時間を楽しむのもよいでしょう。時はカネなりです。
ポイントが貯まる
言うまでもないことですが、電子マネーやクレジットカードで支払いをすると「ポイント」が貯まります。
1回1回の支払いに対するポイントは微々たるものかもしれませんが、まとまれば「万円」単位のポイントになることもしばしば。
フリーランスは私生活のほかにも、仕事でもさまざまにおカネを使うのですから。トータルで使うおカネは決して少なくありません。
ポイントの還元率は、おカネを使えば使うほどよくなる場合もありますから、うまく活用すればかなりのおカネ(ポイント)を生み出すことも可能です。
盗難・紛失のリスクが減る
現金払いをする以上、現金を入れる財布が必要です。財布を持ち歩くことになります。持ち歩けば、財布を盗まれる、失くすというリスクが発生します。
もちろん、現金払いを極力やめているわたしとて、財布は持ち歩いています。ですが、その中身の現金は以前よりだいぶ減らしています。使わないからです。
結果として、もしも、財布の盗難や紛失があっても、現金の被害を小さくおさえることができます。
また、電子マネーやクレジットカードは、盗難・紛失時に利用停止や補償の手続きができます。いっぽう、現金ではそのようなことができません。
支払いを先延ばしできる
たとえば、クレジットカードで支払いをした場合、現金払いに比べて、その支払いを先延ばしすることができます。
これはひとつのメリットです。「おカネの入りは早く、出は遅く」という資金繰りのキホンから見れば、クレジットカードは資金繰りに効果がある。
この点、おカネが無いのに買い物できてしまうことがデメリットに挙がることがありますが。それはまた別の問題だと思います、はい。
「現金払い」をやめるために支払い手段を準備する
現金払いをやめるメリットがわかったところで。現金払いをやめるにはどうしたらよいか?
現金以外の支払手段を準備することです。電子マネーやクレジットカードをはじめ、現金以外の支払手段はさまざまであり、多様化が進んでいます。
自分の生活、仕事のしかたに合った支払手段を準備するとよいでしょう。参考に、わたしが使っている支払手段をご紹介します。
電子マネー(Suica)
電子マネーにもいろいろありますが。わたしは、JR東日本のSuicaを使っています。
普段の移動は電車・バスですし、いまどきは多くのお店で使えるようになりましたので、これ1枚でかなりの支払いをカバーできます。
わたしは、Suicaを「iPhone」のApplePayに登録しているので、カードを財布などから出し入れする手間がないのも便利です(iPhoneはいつも洋服のポケット内)。
また、オートチャージ機能で、残高10,000円を切ったら、10,000円をクレジットカードからチャージ(入金)するように設定しています。
せっかく電子マネーを使うのに、現金でチャージしていたのでは現金払いの域を脱しませんから。
iD、QUICPay
Suicaは前払い(チャージ)式の電子マネー。これに対して、iDやQUICPayは後払い式の電子マネーです。後日、クレジットカードで決済されます。
わたしの場合、前払いか後払いかを気にしているわけではなく。Suicaが使えないお店での代替手段として準備をしています。
クレジットカード(JCB・Visa・MasterCard)
電子マネーが使えない(取り扱いがない、金額が高額)ときには、クレジットカードを使います。
クレジットカードもいろいろありますね。わたしは、ふだんよく使うSuicaとの相性で、ビューゴールドプラスカードがメインです。
ただ、このカードの問題は、国際ブランドが「JCB」しか選べないこと。JCBは使えないとき・場所がありますね…
なので一応、サブでVisa、MasterCardのクレジットカードも準備はしています。これなら、どこでもOKです。
なお、最近はICチップ対応で、サインレス(署名無し)も広がってきました。ますます、お手軽・スマートです。
スタ―バックスアプリ
いわゆるスタバにはよく行くもので、ここでも現金払いをやめるためにスマホのアプリを使っています。
スターバックスカードという手もありますが、物理的な「モノ」はできるだけ減らしたいのでアプリです。
こちらもアプリ経由で、クレジットカードからチャージできる機能は便利です。チャージの際にも現金払いの機会を要しません。
銀行振込・自動引落
昔からある銀行口座からの振込・自動引落。これもまた、現金払いをやめるひとつの方法です。
いままで現金で支払っていたものを変更できないか考えてみましょう。
振込は、銀行の窓口やATMに行ってしまっては時間がムダになりますので、ネットから手続きをします。
また、振込手数料が安い銀行を選ぶこともポイントです。そのような理由から、わたしは住信SBIネット銀行をおもに利用しています。
まとめ
フリーランスの経理は現金払いをやめて時間もおカネも得をする、についてお話をしてきました。
「なんとなく現金で」ということを見直すことで、得できる「時間」と「おカネ」がたしかにあります。
普段の支払いを思い出し、現金以外の支払ができるかどうかを検討してみましょう。
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きょうの執筆後記
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