『versa』と『ionic』は何が違う?fitbitのスマートウォッチ比較

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フィットネストラッカー(リストバンド型活動量計)で名高いfitbit社によるスマートウォッチ、「versa」と「ionic」について。

違いはどこにあるのか、どっちを選べばよいのかなど。両者の比較をしながら、実体験を踏まえてお話をしていきます。

目次

【はじめに】頼むから、〇pple Watchとは比較をしないでくれ

これから、fitbit社の「スマートウォッチ」である、「versa」と「ionic」のお話をしていきます。




本題に入る前に、ひとつだけだいじなお願いがあります。versaとionicがスマートウォッチだ、と言われているからといって。〇pple Watchとは比較をしないでください。

versaもionicも、〇pple Watchのように通話ができるわけでもなく、使い勝手の悪い音楽プレーヤー、日本では使えないキャッシュレス決済機能、イマイチなアプリの数々…

versaやionicが「スマートウォッチだ」と思って手を出すとケガをします。どこらへんがスマートウォッチやねんっ! と思わずツッコミます。

じゃあ、使えないか? と言うと、そういうわけではなく。fitbit社の強みである「フィットネストラッカー(リストバンド型活動量計)」として見れば使えます。むしろサイコー。

電池持ちの良さや、活動量データを管理するアプリの完成度、手を出しやすい価格帯などの特徴は、〇pple Watchに勝ります。

したがってまず、fitbit社のversaやionicは「スマートウォッチ風のフィットネストラッカー」だと認識をしましょう。あくまで、スマートウォッチ風です、風(いまのところ)。

という認識をしたところで、versaとionicとを比較していくことにしましょう。なにが違うのかな? どっちを買おうかな? などと迷われているあなたの参考になれば幸いです。

 

【本題】versaとionicとで違うこと

2018年1月、fitbit初のスマートウォッチ「ionic」が日本で発売開始。その後、2018年6月に、同じスマートウォッチの位置付けで「versa」が発売されました。

ともに、fitbit社のスマートウォッチとして、比較されることが多い versaとionic なわけですが。

その両方を体験してみた結果、両者の「違い」についてお話をしていきます。まず、一覧にまとめてみるとこのようになります ↓

 versaionic
デザイン丸みを帯びている角ばっている
画面1.34インチ(300×300ピクセル)1.42インチ(348×250ピクセル)
本体の最厚部1.0cm1.1cm
重量(標準バンド・Sサイズ含む)38g44g
バンド交換専用品のほか22mmバンド可専用品のみ
GPSスマホと接続本体に内蔵
バッテリー持続4日ていど5日ていど(GPS未接続時)
価格(本投稿日現在・Amazon)24,452円29,797円

それでは、上記の「違い」を、順番に見ていきましょう。

デザイン

違う機種なのですから、デザインが違うのはあたりまえなのですが。とはいえ、その「違い」はかなり極端です。

versa が全体に「丸み」を帯びた形状なのに対して、ionic は「角ばっている」形状です ↓

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そんなわけで、丸っこい versa はどちらかと言えば女性っぽく、角ばった ionic はどちらかと言えば男性っぽいように感じます。

実際、わが家では、わたし(男)が ionicを、妻が versa を使っています。

ちなみに、カラーバリエーションでも versa は女性向きです。ionic にはない「ピンクゴールド」は、fitbit社も女性を意識していることでしょう。

最終的には「好み」でしかありませんが、イカツイ ionic は好みが分かれるところかと。その点、イマドキな感じの versa は男女ともに受け入れやすい。というのが、わたしの見立てです。

画面

画面のサイズは、イカツイ ionic が 1.42インチ、イマドキ versa が 1.34インチ。ionic が 0.08インチ大きいです。

なお、ionic は 348 × 250 ピクセルで横長で、versa は 300 × 300 ピクセルの正方形 ↓

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わたしの右腕と ionic

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不思議と ionic のほうが 「0.08インチの差以上」に大きく見えるのですが、「横長」の効果なのでしょうか。

最近は、テレビにしてもパソコンにしても、横長の画面に見慣れていることが多くなりましたし。横長のほうが、見ていて落ち着く、ということもあるのでしょう。

また、フィットネストラッカーでは、歩数・距離・消費カロリー・心拍・昇降階数など、いろいろな情報を時計と同じ画面に表示できますから、画面はできるだけ大きいほうがいいですね。

「あえて、いろいろな情報を表示しない」という設定もできますけれど。それはそれで、なんのためのフィットネストラッカーだよ? というハナシでもあり。

両者を比べてしまうと「やっぱり画面が大きいほうがイイなぁ」ということで ionic の画面の大きさはメリットです。

本体の最厚部・重量

ionic の画面が大きいのはメリットなのですが、いっぽうで、本体が厚い・重いというデメリットを抱えています ↓

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と言っても、厚みは最厚部でわずか1mm、重量は6g の差しかありません。それでも、両者を着け比べてみると、やはり数字以上の差を実感することになります。

ずっと ionic を着用しているわたしからすれば、versa は「薄っ! 軽っ!」と声をあげるほど。

日常の身体データをモニターし続けるフィットネストラッカーゆえ、四六時中、腕に着けているからこそ、わずかな差も大きなものとして感じるのでしょう。

したがって、この点では versa を強くおすすめします。また、機会があれば、購入する前に店頭などで確認・試着をするとよいでしょう。

バンド交換

versa も ionic も、バンドの着せ替え(交換)ができます ↓

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 このバンドについて、ionoc は専用バンドを購入する必要があります。fitbir社の純正以外にもいろいろ出てはいますが、あくまで ionic専用品を買わなければいけません。

かたや versa は、いわゆる「22mmバンド」であれば、専用品でなくてもOK。と言われていますが、fitbit社が推奨しているわけではありません(わたしが知る限り)。

実際、すべての「22mmバンド」が対応しているということでもなく、うまくいっただのいかないだの、ネット上にはいろいろと情報が出ています。

手先が器用で、いろいろカスタマイズが好きなの! というヒトは versa のバンドをいじくることはメリットにもなるでしょう。

GPS

 versa と ionic の大きな差のひとつがコレ。GPS機能を「内蔵」しているかどうか、です。

versa は内蔵はしておらず、スマホがそばにあれば、スマホに接続をすることでGPS利用ができる。とうタイプです。

これに対して ionic は、本体内蔵型なので、スマホなしでもGPSを利用できる。という違いがあります。

ちなみに、GPS機能を使うと、移動距離やスピード・ペースなどをより正確に測ることに役立ちます。ほかにも、ランニング時などの移動ルートを記録して、地図上に表示することも可能です。

わたしはランニングが好きなのですが、そういうヒトには、GPS機能はだいじなものでしょう。

では、どうせなら「内蔵」のほうがいいのか? というと、それはまた別の問題です。

内蔵型の ionic なら、スマホを持たずにランニングに行ける(GPSが使える)! などと言われたりしますが、わたしはスマホを持たずにランニングをしたことがありません…

途中で写真を撮ったり、スマホ(電子マネー)で飲み物を買ったりもしますからね、スマホは必携です。そう考えると、内蔵型である必要がない。

versa のように、GPSに「接続」ができればじゅうぶんではないか。と、手元の ionic を見て思うところではあります。まぁ、購入当時は  versa は未発売で、選択肢がなかったのですけど。

また、GPSが内蔵か否かについては、このあと触れる「バッテリー問題」にもつながる要注意ポイントです。

バッテリー持続

fitbit社によれば、バッテリー持続は、versa が最大4日ていど、ionic が最大5日ていど、とされています。

さすがは ionic 、イカツイだけのことはある。と手放しで喜ぶことはできません。

なぜなら、GPS機能を使うときの ionic のバッテリー消費量はまったくの別モノだからです。どんな機器でもそうですが、GPSとはバッテリーを食うものなのです。

で、ランニングをするときなどは 内蔵のGPS機能を使うわけですから、前述の「最大5日」はムリです。

ionicは、GPS機能を1時間使うと、 バッテリーをおおむね 10%くらいは使うかなぁ、といった感じです。

versa の場合には、代わりにスマホのバッテリーを使うのですから、どっちがいいか(マシか)ということではありますが…

いずれにせよ、ionic のバッテリーは GPSの使い方しだいだ、ということは覚えておきましょう。

CHECK! fitbit ionicはランニングウォッチとして使えるか?

価格

これまでの「違い」を踏まえて、さいごに「価格」の違いについて。

本投稿日現在、Amazon価格で、両者には 5,000円強の差があります。ionic のほうが、versa よりも 5,000円強高い。

これをどう見るか? まとめると、こういうことでしょう ↓

  • ionic は画面がデカい
  • ionic はバッテリー容量が大きい
  • ionic はGPS機能を内蔵している

以上が、5,000円強の価格差に影響しているものと推測します。

よって、上記の3点に 5,000円強の価値を認めるのであれば、ionic は選択肢となるでしょう。

とはいえ、デザインが好きくない、デカいのはわずらわしい、など ionic のデメリットを感じるのであれば。当然、5,000円は「高いだけ」となります。

ちなみに、わたしは ionic を日本発売開始前に、個人輸入で買いました。

そのときの価格は、いまよりも 10,000円ていど高かった… 「その時」に、欲しかったんだからいいんだけどね。いいんだけどさ… といったところではあります。

CHECK! 【fitbit ionicレビュー】スマートウォッチではなく、フィットネストラッカーとお呼び!

【おまけ】versaでもionicでもできること

補足事項として、versa でもionic でも同じにできることを列挙しておきます。

どちらも、fitbit製品の中では上位機種ですからね。いろいろできます ↓

  • 歩数その他、アクティビティのデータを測定
  • 消費カロリーを測定
  • 登った階数を測定
  • 時計機能
  • 睡眠記録・分析
  • アラーム機能(バイブレーション)
  • 女性特有の健康状態測定
  • ガイド付き呼吸セッション
  • 運動の自動認識・記録(SmartTrack)
  • 運動促進リマインダー
  • 時間ごとのアクティビティ記録
  • 心拍測定・分析
  • 電話着信通知
  • テキスト(SMS)通知
  • 各種スマホアプリの通知(アプリごとに通知するかしないかを設定可能)
  • 文字盤(時計)のカスタマイズ
  • 各種アプリのインストール・アンインストール
  • 防水機能・水深50m耐水
  • 高解像度タッチスクリーン
  • 各種機器とのBluetooth同期
  • キャッシュレス決済機能(日本未対応)

 

まとめ

fitbit社の「versa」と「ionic」の違いについて、お話をしてきました。

個人的には、「GPS内蔵」にこだわらないのであれば、versa 推しです。画面の大きさやバッテリー容量は ionic が上回りますが、versa も許容範囲かと。価格も安いですし。

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