毎月セミナー開催を続けていますが、いずれも「〇〇入門セミナー」ばかり。その理由についてのお話です。
〇〇入門セミナーばかりを開催し続けて2年
ひとり税理士として独立後しばらくしてから、セミナーを自主開催するようになりました。
以来、かれこれ2年以上のあいだ、「セミナー毎月開催」を続けています。
今月(2018年12月)は、定期開催のセミナーが3つ、個別開催依頼のセミナーが2つ。ぜんぶで5つのセミナーとなり、少しずつですが開催回数も増えてきました。
これらのセミナーはいずれも「〇〇入門セミナー」あるいは「はじめての〇〇セミナー」と銘打っています。つまり、入門者・初心者向けのセミナーです。
- 社長・個人事業者のための 融資・資金繰り入門セミナー
- 起業で失敗しない!創業融資入門セミナー
- 税理士のための銀行融資入門セミナー
- 変わる銀行融資…これからの銀行対応入門セミナー(現在、個別開催依頼のみ受付中)
- フリーランスのための はじめての確定申告・経理セミナー
「入門者・初心者向け」というのは、セミナー開催をはじめた当初から一貫してきたコンセプトでもあります。
対して、世の中には、経験者向けや上級者向けのセミナーもあるなかで。どうして「〇〇入門セミナー」のようなものばかりを続けているのか。
きょうは、その理由についてお話をしてみます。理由は次の3つです ↓
- ムズかしいことをカンタンに伝えられるようになりたいから
- きっかけづくりのお手伝いをしたいから
- その先のお手伝いにも自信があるから
それでは、このあと順番に見ていきましょう。
「〇〇入門セミナー」を開催する3つの理由
ムズかしいことをカンタンに伝えられるようになりたいから
どうしたら「ムズかしい」を「カンタン」に伝えられるだろうか? というようなことをよく考えています。
わたし自身、「ムズかしい」ことを難しいままに伝えられて困惑する… という実体験が多いからです(わたしのモノわかりが悪いだけなのかも、ですが)。
本を読んだり、セミナー・研修に参加したり、ブログを読んだりしながら、たびたび困惑をしております。
よくあるのは、「専門用語」や「一般に馴染みがないフレーズ」を連発する、とか。方法論ばかりを伝えて、その理由や根拠については「さも当然」とばかりに語られない、とか。
決して、経験者・上級者・専門家向けという話ではないのにもかかわらず。そのようなことは少なくありません。
とはいえ、すべては鏡。わたしもまた、そうであるのかもしれません。
税理士として、税金や経理、加えて銀行融資について専門家の看板を掲げているけれど。やはり周囲を困惑させている、のかもしれないわけです。
そうはならないように。ムズかしいことでも、相手に合わせて易しく伝えるチカラも持てるように。それには「実践」しかないのかな、と考えています。
セミナーを開催すると、いろいろな方にお話をすることができます。そこで「いただいた感想」や「じぶん自身の反省」をふまえて、また実践を繰り返す。
それでようやく、ほんとうに少しずつですが、それでも確実に、伝えるチカラは身につく。そんな実感があって「〇〇入門セミナー」を続けています。
「実践」という意味では、日々のこのブログも同じです。
どうしたら「ムズかしい」を「カンタン」に伝えられるだろうか? そんなことばかりを考えて書いてはいるのですが、それこそムズかしく。悪戦苦闘・試行錯誤の日々はきょうで 972日めです^^;
きっかけづくりのお手伝いをしたいから
セミナーや研修に参加をして困惑する… ことがあると前述をしましたが。
いっぽうで、セミナーや研修を「きっかけ」に、あらたな決意ができた、あたらしい行動ができるようになった、ということもあります。
たとえば。セミナーの自主開催は、とあるセミナーへの参加がきっかけです。また、ブログの毎日更新や、読書に時間とおカネをかける習慣や、分単位の時間管理などもセミナーがきっかけです。
もちろん、セミナー以外にも、本やブログなどもきっかけにはなりえます。けれども、きっかけとしての「熱量」はセミナーがいちばんだ、と感じます。
感覚的なことにはなりますが、話し手と同じ空間のなかにいることや、話し手の生の声をじかに聞くことで、聞き手が得られる「熱量」は大きくなるのでしょう。
実際、「胸に刺さった!」「 興奮した!」「 感動した!」 というのは、セミナーが多いのです。
それならば。じぶんも誰かの「きっかけ」になることで恩返しをしたい。って、なんとまぁ安直な…ということではありますが。
ちなみに、わたしがセミナーでできることは「きっかけまで」だと考えています。
どんな内容のセミナーをやるにしても、1回のセミナー(わたしの場合 2時間〜3時間くらい)で「すべてを理解」したり「すべてを習得」してもらうことはできないでしょう。
モノゴトはたった1回のセミナーで身につくほど、底浅いものではないはずだからです。これはわたしが開催するセミナーに限らず、世にあるセミナーのほとんどすべてが同様です。
じゃあ、セミナーとはなんなのか? きっかけです。その先にある習得・理解は、セミナー受講者本人しだいです。
と、さいごは本人しだいなのですが。それでもモノゴトには「きっかけ」が必要なわけで。そんなきっかけづくりのお手伝いをしたくて、「〇〇入門セミナー」を開催しています。
セミナー受講者の方から、「セミナーで聞いたことをやってみました!」「結果が出ました!」というご報告をいただくことがあります。
それはもう、セミナー講師冥利に尽きるのと同時に。受講者の方の「きっかけをモノにする行動力」に頭が下がるばかりです。
その先のお手伝いにも自信があるから
さきほど、セミナーは「きっかけまで」だ、というお話をしました。
ではもしも。セミナー受講者の方から、きっかけの「先」を求められたらどうするか? 「〇〇入門」のその先を求められたらどうするか?
当然、お手伝いをしたいと考えています。
〇〇入門をお伝えしておきながら。その先は知りません、というのではいかがなものか…(そうそうないとは思いますが)
わたしがセミナーをしている、確定申告・経理や銀行融資については、個別のコンサルティングでお手伝いをできる準備があります ↓
実際、受講者の方からセミナーをきっかけに、その先の理解・習得を求めてコンサルティングをご依頼いただくことがあります。
というわけで、きっかけの先についてもお手伝いできるチカラがある。チカラだけではなく、お手伝いできる体制もあるからこそ、「〇〇入門セミナー」を開催しています。
まとめ
「〇〇入門セミナー」ばかりを開催し続けている3つの理由についてお話をしてきました。
ひとくちに「セミナー」と言っても、さまざまな切り口がありますが。入門者・初心者向けの「〇〇入門セミナー」もひとつです。
- ムズかしいことをカンタンに伝えられるようになりたいから
- きっかけづくりのお手伝いをしたいから
- その先のお手伝いにも自信があるから