『経理』と『財務』に税理士は要らない。だから税理士レスを支援する

税理士レスの経理・財務

経理や財務は、自社・じぶんでは難しい・・・ 税理士頼みか・・・

そんなことはない、というわけで。経理と財務に税理士は要らない、だから税理士レスを支援する。というお話をしていきます。

目次

税理士だけど「税理士要らず」でいいと思う

税理士事務所として、独立開業してからもうすぐ3年がたとうとしています。

振り返って、当初から言っていた・考えていたことに「税理士レス経理」があります。

税理士レス経理とは、文字どおり「税理士要らずの経理」です。経理に税理士は要らない。

などとを言っていると、「じぶんが税理士なのに、税理士要らずとはどういうことか?」と聞かれたものです(いまも、ですが)。

それはそれとして。最近になって考えるようになったのは、財務も税理士は要らない。経理だけではなく、財務も税理士レスでいいのだ、ということ。

そんなわけで。きょうは少しばかり、税理士レスの経理・税理士レスの財務について、お話をしてみようと思います。

 

自計化 ≠ 税理士レス経理

冒頭、税理士レス経理とは、税理士要らずの経理だと言いました。

税理士要らずと似たようなものとして、いわゆる「自計化(じけいか)」があります。

自計化とは、平たく言うと、自社・じぶんで帳簿つけ(経理)をすることです。

なぁんだ、自計化=税理士レス経理か。というと、それは違います。

誤解を恐れずに言えば。自計化には、税理士側がじぶんたちの作業負担の軽減をはかり押し進める、という一面があります(そうでない一面もあるのでしょうけど)。

会社に代わって帳簿つけ(記帳代行)をしてきた税理士ですが、できるだけ会社にもやってもらうようにしよう。みたいな。

ですから自計化を進めてはみたものの、「ここまでやってくれればOK(あとは税理士がやる)」と線を引いたり、「きちんとできないのなら丸投げしてもったほうがいい」とあきらめたり。

したがって自計化には、ある意味で税理士本位・税理士勝手の結果が待っています。

これに対して、税理士レス経理は? というと。経理をする側(会社)が「どこまでやりたいか?」がすべてです。税理士が「どこまでやって欲しいか」をすすめるものではありません。

経理をする側の「じぶんで、ここまでやりたい!」という思いを実現した姿、それが税理士レス経理だと考えています。

経理はカンタンではないが、ひるむこともない

わたしが税理士業界に入った20年前に比べれば、IT化も格段に進み、自社・じぶんで経理をするのにもよい環境になりました。

クラウド会計の普及などはそのあらわれでしょう。旧態依然の税理士事務所が導入を躊躇するなか、クラウド会計に興味を持ったのはむしろ顧問先(会社・個人事業者)。という場面を見てきました。

経理をする側の「じぶんでやりたい!」という思いは、たしかに在るのです。

いっぽうで。ほんとうに自社・じぶんでできるのか? との見方もあります。IT化が進んだとはいえ、また、「自動で経理」をうたうクラウド会計と言えども万能ではないわけで。

実際に、「クラウド会計を使って自社(じぶん)でやりました! 」という方の経理を拝見すると、「う~ん・・・(間違ってる)」と思わずうなってしまうことは多々あります。

知るべきことを知らずしてできてしまうほど、経理は底浅いものではない、ということです。

とはいえ、せっかくの「じぶんでやりたい!」との思いをあきらめることはありません。やっぱり税理士頼みか… と、ひるむ必要もありません。

自社・じぶんで経理をするにあたって、知るべきことを知ればいい。知らずに、あるいは、知ろうとせずに手を出すから失敗するだけです。

というわけで。知るべきことを知ってもらうお手伝いとして、わたしは次にようなことを続けています ↓

税理士レス経理のお手伝い

経理をする側の「じぶんでここまでやりたい!」という思いの実現、つまり、「税理士レス経理」がどんどん広がるといいなぁ。そういう思いでやっています。

 

そして財務も税理士レス

おカネに苦労をしている会社・事業があります。おカネが無い・足りない経営はたいへん苦しく、つらいものです。

と、文字にしてみると、まるで他人事のように見えるかもしれませんが。税理士事務所で仕事をしてきたなかでなんども目にしてきたことですし、じぶん自身が経験をしたことでもあります。

ことに経営者にとって、「おカネが無い・足りない」はなによりの一大事であり、いちばんのストレスだと言えます。

だったら、きちんとおカネを増やせるよう、きちんと利益を出せる経営をすればよい、ということではありますが。おカネが無い・足りない状況で経営に集中するのは困難でもあります。

ですから、ますます会社・事業は悪くなっていく。悪循環です。

また、そもそも手元のおカネが少なすぎる、という会社・事業があります。具体的には、「現金預金 < 月商の3か月分」の会社・事業です。

そのように、手元のおカネが少ないと。売上不振などのピンチを乗り切れずつぶれてしまう・・・ チャンスのときにも必要な投資ができずに成長が遅れる・・・ という可能性が高まります。

この点で。わたしがおすすめをしているのは、銀行融資を活かした「おカネに困らない財務」です。

銀行対応は顧問税理士の業務か?

とくに小規模零細企業は、資金が限られています。経営者自身が裕福であるというケースを除いて、もともとが過少資本です。

そのうえ、大企業のように豊富な資金調達手段もありません。第三者が、資金を提供してくれるような環境にはないのです。

そんな小規模零細企業にとって、銀行融資こそがおカネを確保するいちばんの手段だと言えます。

銀行融資を活かした「おカネに困らない財務」、これが、おカネが無い・足りないを解決する手段です。

ところが、銀行融資などと言われても。銀行対応はよくわからない、融資に必要な書類もつくれない・・・ そこで、顧問税理士を頼るケースがあるでしょう。

とはいえ、顧問税理士と言えども、常に顧問先のそばにいるわけではありません。常に第一優先で銀行対応をしてくれるわけではありません。

もとより、顧問税理士とは税務顧問の契約はしていても、銀行対応の契約までしていることはほとんどないでしょう。

では、どうするか? 銀行対応は、自社・じぶんでやればいい。自社・じぶんでできたほうがいい。

経理と同様に、知るべきことを知らなければいけませんが、 銀行融資・銀行対応の考え方やスキルは、自社・じぶんでもじゅうぶん身につけることができるものです。

だから、知るべきことを知ってもらうお手伝いとして、わたしは次にようなことを続けています ↓

税理士レス財務のお手伝い

会社・個人事業者みずからが銀行対応する、銀行融資を活かした財務を実現する。

つまり、「税理士レス財務」によって、少しでも多くの会社・事業が、おカネの悩みを軽減して経営に集中できるように、との思いでやっています。

 

まとめ

税理士レスの経理、税理士レスの財務、についてお話をしてきました。

経理も財務も、税理士要らずは実現できる。それがわたしの考えです。

じぶんで経理をしたい! じぶんで財務をしたい! そんな会社・事業のお役に立てるよう、ブログ・セミナー・コンサルティングを続けていきます。

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