1年を366日以上にできる!フリーランスこそ『キャッシュレス生活』のすすめ

フリーランスのキャッシュレス

いつもニコニコ現金払い、も良いけれど。

フリーランスならばキャッシュレス生活をすることで、1年365日を、366日にできるかも。というお話です。

目次

1年は366日以上になる!フリーランスこそ「キャッシュレス生活」

「現金(キャッシュ)払い」に対して、クレジットカードや電子マネー、仮想通貨などで支払いをすることを「キャッシュレス決済」と呼びます。

世界規模で「キャッシュレス決済」は広がりを見せていますが、諸外国に比べてまだまだだと言われるのが日本です。

昔から現金を好む国民性ゆえなのかどうか、日本の「キャッシュレス」浸透にはいましばらく時間がかかりそうなのが現状です。

それはそれとして。

フリーランスにあっては、「キャッシュレス生活」にメリットがある。とりわけ、「時間」という面での大きなメリットがある。というお話をしていきます。

詳しくはのちほどお話ししますが、現金生活からキャッシュレス生活に切り替えることで、「減らすことができる時間」があるからです。

結論として、年間26時間。実に丸1日以上の時間を減らす余地がある。言うなれば、1年を365日から366日に増やす余地があります。

キャッシュレス生活によって減る時間は、大きく分けて3つ。次のとおりです ↓

キャッシュレスで減る時間
  1. 「支払」の時間 
  2. 「引出」の時間
  3. 「経理」の時間

それでは、このあと順番に見ていきましょう。

 

「支払」の時間

フリーランスには、プライベート(私生活)の立場と、個人事業者(仕事)の立場とで、「2つの立場」があります。

したがって、一般の人(自分で事業をしていない人)よりも、「支払いの機会(回数)」は多い、と考えることができるでしょう。

私生活での買い物もあるし、事業者としての買い物もある、ということです。

では、その買い物にあたって必要になる「支払」の時間について考えてみることにします。

現金生活だと…

現金生活、つまり、キャッシュレス生活ではない場合の状況をいくつか挙げてみます ↓

  • 駅の売店で新聞を現金で買う
  • コンビニで携帯電話代・公共料金を現金で支払う
  • 飲食店での接待費用を現金で支払う
  • カフェでのコーヒー代を現金で支払う
  • 家電量販店でPC周辺機器を現金で買う
  • 電車・バス代を現金で支払う
  • スーパーで食料品を現金で買う
  • 自動販売機の飲み物を現金で買う

などなど、私生活、仕事ともにいろいろあります。

では、これらについて、キャッシュレス生活のフリーランスはどうなるか?

キャッシュレス生活だと…

キャッシュレス生活である場合の状況を現金生活の場合と対比してみます ↓

  • 駅の売店で新聞を現金で買う → 電子マネーで買う
  • コンビニで携帯電話代・公共料金を現金で支払う → クレジットカード自動払いで支払う
  • 飲食店での接待費用を現金で支払う → クレジットカードで支払う
  • カフェでのコーヒー代を現金で支払う → 電子マネーで支払う
  • 家電量販店でPC周辺機器を現金で買う → クレジットカードで買う
  • 電車・バス代を現金で支払う → 電子マネーで支払う
  • スーパーで食料品を現金で買う → クレジットカードで支払う
  • 自動販売機の飲み物を現金で買う → 電子マネーで買う

というわけで、できるだけ現金を使わずに、電子マネーやクレジットカードなどで支払いをしよう、というのがキャッシュレス生活です。

ではこれにより、キャッシュレス生活と現金生活とのあいだに、どのような差が生まれるのでしょうか?

キャッシュレスなら毎日1分速い

現金生活による「支払」では、次のような時間ロスが生じます ↓

  • サイフを取り出す
  • 支払額に合わせて、お札・小銭を用意する
  • 店員さんがお釣りを用意する
  • お釣りをサイフにしまい、サイフをカバンにしまう

キャッシュレス生活の場合には、上記の時間ロスをなくす、あるいは減らすことが可能です。

1回、1回の時間ロスは短いものかもしれませんが、前述したとおり「支払いの機会」が多いのがフリーランスです。

短い時間ロスでも、積み重なればそれなりです。ここでは、その積み重なった時間をざっくり「1日あたり1分」と見ることにします。

なんども買い物をする日もあれば、まったくしない日もあるかもしれませんが。それらをならしてみて、1日あたり1分。

キャッシュレス生活は現金生活に比べて、1日あたり1分速く「支払」ができる。1年あたりに換算すると365分、ですね。

 

「引出」の時間

支払いの機会が多いフリーランスが現金生活をしていると。当然、支払いをするための「現金」が必要になります。

結果として、銀行やコンビニなどのATMに行く回数が増えることになるわけですが。

この点について、世の中の社長の約50%、個人事業者の約25%が、週1回以上ATMを利用するという調査結果もあります。

ちなみに、できるだけ現金を使わない生活をしているわたしはというと、月に1回行くか行かないかです。

では、キャッシュレス生活と現金生活とのあいだに、どのような差が生まれるのでしょうか?

キャッシュレスなら1日0.3分速い

現金生活による「引出」では、次のような時間ロスが生じます ↓

  • ATMがある銀行やコンビニに立ち寄る
  • 利用者の列ができていれば並ぶ
  • ATMを操作して現金を引き出す
  • 現金をサイフにしまう

キャッシュレス生活であれば、上記の時間ロスは丸々なくなります。ここで、上記の時間ロスをざっくり「引出1回あたり3分」と見ることにします。

現金生活の場合には月4回ATMに通い、キャッシュレス生活の場合には月1回だけATMに行くと仮定すると。

キャッシュレス生活のほうが現金生活よりも、「1日あたり 0.3分」だけ「引出」にかける時間が短いことになります(1回あたり3分 × 月3回引出 ÷ 30日)。

言い換えれば、キャッシュレス生活は現金生活に比べて、1日あたり0.3分速く「引出」ができるということ。1年あたりに換算すると109.5分、ですね。

 

「経理」の時間

フリーランスは、事業者として「確定申告」が求められています。その前提として、「経理(帳簿つけ)」が必要です。

フリーランスは、「経理」の時間を避けることができないのです。

では、確定申告にあたって必要になる「経理」の時間について考えてみることにします。

現金生活だと…

現金生活、つまり、キャッシュレス生活ではない場合の経理の流れ(現金払いについて)は次のとおりです ↓

  • 現金払いの領収書・レシートをサイフやポケットなどから取り出す
  • 領収書・レシートを見ながら、会計ソフトに手入力する(帳簿につける)
  • 手入力した情報に間違いがないかを確認する
  • 領収書・レシートを整理する

では、これらについて、キャッシュレス生活のフリーランスはどうなるか?

キャッシュレス生活だと…

キャッシュレス生活である場合の状況を現金生活の場合と対比してみます ↓

  • 現金払いの領収書・レシートをサイフやポケットなどから取り出す → キャッシュレスでも必要
  • 領収書・レシートを見ながら、会計ソフトに手入力する(帳簿につける)→ キャッシュレスなら軽減
  • 手入力した情報に間違いがないかを確認する → キャッシュレスなら軽減
  • 領収書・レシートを整理する → キャッシュレスでも必要

上記を見ると、「軽減」できる箇所が2つあります。「手入力」とその「確認」です。

キャッシュレス生活であれば、この2点について軽減できる余地があります。現金生活よりも、速く経理ができる余地があるのです。

具体的には、電子マネー・クレジットカードなどの利用履歴を会計ソフトに連動させます。いわゆる「クラウド会計」がウリにしているところです。

すると、手入力をせずとも、「日付、支払先、金額」といった情報が、自動的に会計ソフトに取り込まれます。

あとは、必要に応じて補足の情報(支払内容の詳細など)を手入力するだけ。「手入力」が軽減されるし、「確認」も軽減されます。

毎日欠かさず経理をしているわたしの経験から、上記の軽減の効果をざっくり「1日あたり3分」と見ることにします。

キャッシュレス生活は現金生活に比べて、1日あたり3分速く「経理」ができる。1年あたりに換算すると1,095分、ですね。

 

【結論】 1年で26時間速い

ここまでの話をまとめると。

フリーランスが、キャッシュレス生活によって現金生活よりも減らせる時間は次のとおりです ↓

キャッシュレスで減る時間
  1. 「支払」の時間 → 365分
  2. 「引出」の時間 → 109.5分
  3. 「経理」の時間 → 1,095分

合計 1,569.5分 → 26.15833…時間

上記のとおり、1年でおよそ26時間。キャッシュレスにより時間が増えることになります。

つまり、現金生活をしているよりも、キャッシュレス生活のほうが26時間分速いのです。

26時間と言えば、丸1日以上。1年365日のところが366日に増えると思えば、キャッシュレスの効果は大きなものでしょう。

わたしの見積もりでは26時間でしたが、個々の現金生活の状況によっては、もっと大きな効果も期待できます。

現金生活のフリーランスはぜひ、キャッシュレス生活への移行を考えてみましょう。

 

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  きょうの執筆後記
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