2019年12月、広島で遠征セミナーを開催します。
その受付開始のお知らせと、今年5回めになる遠征セミナーを決めることができた理由について思うことを少々、というお話です。
今年5つめの遠征セミナーは「広島」に決定!
2019年12月、広島にてセミナーを開催することしました(自主企画・自主開催)。名古屋、長野、仙台、大阪に続き、今年5回め。
広島では、以下2つのセミナーの受付を開始します ↓
- 2019年12月9日(月)13:00~16:45
税理士のための銀行融資入門セミナー 定員5名 - 2019年12月10日(火)14:00~16:45
税理士のための『事業性評価融資への対応』入門セミナー 定員5名
いずれも税理士向け(税理士受験生の方もOK)、そして、銀行融資に関するセミナーです。
9日の「銀行融資入門セミナー」は、「顧問先の銀行融資にはあまり関わってこなかった…」「銀行のこととか融資のこととか、正直よくわからないんだよね…」という方向けになります。
銀行融資のしくみや、銀行対応の基本を押さえる、まさに「入門編」の位置付けとしたセミナーです。
顧問先から銀行融資の相談を受けたとき、相談を受けずとも顧問先にアドバイスをするにあたり役立つであろう内容と考えております。
いっぽうで。10日の「『事業性評価融資への対応』入門セミナー」は、いまの銀行における重要キーワードのひとつ「事業性評価」をテーマにしたセミナーです。
ことし(2019年)の12月末には、いよいよ金融検査マニュアルが廃止されようとしています。
これまで銀行がよりどころにしてきたマニュアルがなくなることで、各銀行それぞれの「目利き」による融資先の選定・精査が加速するでしょう(というか、金融庁が求めているのですから、銀行はやらざるをえない)。
その「目利き」に必要なものが「事業性評価」です。おカネを貸す側にとっての事業性評価を、借りる側が理解できていれば、よりスムーズに融資を受けることができます。
逆に、理解をしていなければ… 当然、いままでよりも融資に苦労することが想像できるところです。
顧問先の資金調達(融資)を考えるうえで、今後は事業性評価の理解・対応が欠かせないっ! というわけで、「事業性評価とは?事業性評価の具体的対応とは?」を学べるセミナーを企画しました。
以上、ここまでが広島セミナー受付開始のお知らせになります。
これに関連をして、このあとは「今年に入って5回めの遠征セミナーを決めた理由」について、少々お話をしてみます。いったいなんに関連しているんだか? という内容かもしれませんが。
今年に入って5回めの遠征セミナーを決められた理由について思うこと
自主開催のセミナーをはじめて丸3年になります。以来ずっと、ほぼほぼ横浜でのみセミナーをしてきたわたしです。
そんな「引きこもり」なわたしが、今年(2019年)に入ってからはじめた「遠征セミナー」は、12月の広島で5回めになります。
具体的には、6月の名古屋を皮切りに、12月までの半年間で5回。これまでの引きこもりからすれば、「狂ったよう」に遠征をしているなぁ、と我がことながらに感じているところです。
もちろん、わたしなんかよりずっとたくさんの遠征をしている人もいるのでしょうから。そことの比較であれば、なんらたいしたことはないわけだけれど。
わたしなりには変化をした、そいういうことです。
とはいえ。遠征セミナーを「いざやる!」と決める前にはいくつかの「懸念」が立ちふさがります(わたしの場合)。ちなみに、次のような懸念です。
- 遠征に行くだけの時間を取れるだろうか(12月なのに…)
- 受講者の方が集まるだろうか(集まらなかったこともある…)
- 採算は取れるだろうか(赤字というのはどうなのか…)
これらの懸念を感じつつ、それでも今年5回めのセミナー開催(受講者ゼロの場合には開催できませんが)を決めることができた理由について、お話をしてみることにします。
《懸念1》遠征に行くだけの時間を取れるだろうか
遠征に行くには時間が必要です。少なくとも、現地まで往復する時間とセミナーの時間。そのあとの懇親会の時間を確保しなければいけません。
たとえば広島ならば、横浜との往復で 9時間、セミナーが2本で9時間、懇親会も2本で4時間。合計 22時間です。
1日7時間仕事をすると考えた場合、3日間に相当するわけですからなかなかの時間だと言えるでしょう。まぁ、懇親会が仕事なのかどうかはありますが(たぶん、ちがう)。
また、12月というのは「税理士」という職業にあっては、どちらかと言えば「ヒマではない時期」にあたります。
そう考えると。12月の遠征というのはなかなかにチャレンジャーな取り組みだなぁ… と、さすがに懸念してしまうわけですね。実際、そこそこ迷いました。
わたくしごとではありますが、「ブログの毎日更新」を掲げている身であり、執筆に1日あたり2時間半の時間も確保しなければいけません。
そこを見誤り、「遠征セミナーが原因で毎日更新が途切れまして…」というオチはあまり格好の良いものではないでしょう。できることならできるだけ格好良くはいたいです。
とはいえ。「あえて厳しいスケジュール」のなかにこそ、「あたらしいなにか」があるような気もしていて。
「ま、なんとかなるでしょう」なんて、タカをくくれるようになったのは、これまでだってなんとかしてきたという「事実」があるからだったりします。
これまでの4回のセミナー開催が活きているなぁ、と感じるところです。「経験を重ねる」ことによるメリットのひとつ。
もっとも。元来が「苦しいのがキラいじゃない」というMな性格によるものなのかもしれません。いずれにせよ、懸念を払拭できれば良しとします。
《懸念2》受講者の方が集まるだろうか
遠征セミナーに限らずなのですが、受講者が集まらなかったらどうしましょう? という懸念があります。
ふだん、横浜でセミナーを開催していても。申し込み「ゼロ」があるし、「お一人さま」でマンツーマンセミナーになることもある。
広島以前の4回の遠征セミナーでも、「ゼロ」こそ回避できたものの、「お一人さま」はありました。
この点で考えることは、「ゼロだったらどうすんの?」です。
セミナー会場は押さえておかなければいけない、往復のきっぷも押さえておかなければいけない、泊りがけなら宿も押さえておかなければいけません。
押さえるのには「おカネ」がかかるわけで。にもかかわらず、申し込みが「ゼロ」だったら、かかったおカネはどうするのか…
このような懸念を解消する方法として、遠征セミナーの場合には「早め」の受付をすることにしました。だいたい開催の2ヶ月くらい前から、です。
ふだんのセミナーは1ヶ月くらい前ですから、それに比べるとだいぶ早めになります。そのうえで、おひとりでも申し込みがあれば「開催」は決定です。
2ヶ月くらい前の時点で開催が決まっていれば安心できます。
逆に、できるだけ直前までねばっても、ひとりも申し込みがないようなら「中止」にせざるをえませんが。そのときには、あまりにギリギリでなければ、前述の「おカネ」は少々のキャンセル料を負担するくらいで返金されます。
仮に中止になったとしても、すべての「おカネ」を負担するわけではないと考えることができれば、中止はそれほど怖いものではありません。
まぁ、「(受講者がなく)中止になりました…」とアナウンスするのは、さすがに気が滅入るところはあるのでしょうが。それとて、「黙っていればよい」との選択肢があると思えば気はラクです。
そんなこんなで「慣れ」が出たのかどうなのか。今回は開催日まで1ヶ月少々のタイミングです。実はけっこう気が気でなかったりもしているのですから、説得力には欠けますねぇ。まったく。
《懸念3》採算は取れるだろうか
セミナーを開催するには時間が必要だ、というお話をしました。また、セミナーを開催しようとしても受講者が集まらないこともある、ともお話をしました。
そういう意味では、遠征セミナーを開催したものの受講者はわずかとなれば、「採算」が心配になるところでしょう。
時間とおカネもかけて遠征したのに、受講者が少なければ(つまり受講料収入が少なければ)割に合わないじゃないかぁ! ということです。
採算などと言うと、少々いやらしいハナシにも聞こえるわけですが、仕事としてやっている以上はだいじな部分でもあります。
じゃあ、過去4回の遠征セミナーは割に合っていたのか? と言えば。正直、「おカネ」の面では割に合っていないものもありました。
では、「やらないほうがよかったか」と言うと、決してそんなことはありません。
受講者がたくさん集まらないとしても、あきらめずにセミナーを開催する「よりどころ」ができたからです。具体的には、
- それでも続けていれば受講者は増える
- あたらしい出会いがある
- 話す実践の場になる
- 直接話すことでより伝えられることもある
- 日々のブログにも活きる
わたしにとっては、とても大きな「よりどころ」ができました。なので、ふだんから「おカネ」の面を最優先にセミナー開催を考えずにいられます。
おカネの面を最優先にしていたら、いまのわたしでは開催を継続できないという選択にもなりかねませんので(笑) いや、笑っている場合でもないのですけれど。
なにはともあれ。いくつかの懸念はありながらも、今年に入って5回めの遠征セミナーを決められた理由についてお話をしてきました。
まとめ
以前は「なんだか敷居が高いもの」として感じていた遠征セミナーも、気づけば半年のあいだに5回めになります。
はじめにきっかけをいただいた名古屋セミナーにはほんとうに感謝です。お声掛けをいただいたことで、腰が重いわたしも開催に踏み切ることができました。
名古屋セミナーがなかったとしたら… まだ横浜に引きこもっていたのかもしれません。
きっかけはだいじ。そして、やって来たきっかけには乗っかることもだいじ。そんなことを感じています。