経理にこんな悩みはありませんか?
- 経理コストが高い
- 経理がツライ、タイヘン、ツマラナイ
- 数字が読めない・活かせない
これは「経理ができない・わからない」からです。ではどうしたら、「経理ができる・わかる」ようになるのか?
その答えは「税理士要らずの経理」を身につけることにあります!
経理の悩みが消えると仕事はもっとうまくいく
経理の悩みを抱える経営者は少なくありません。でもなぜか経理の悩みはいつも後回し。経理がうまくいかなくても仕事はとれるし、仕事はできるから。
でもちょっと待って!経理の悩みが解消すると、仕事は「もっと」うまくいきます。
「経理ができる・わかる」と経理の悩みは消えていく
冒頭で書いた3つの悩みについて、もう少し考えてみましょう。これらの悩みが解決すると、どうして仕事はもっとうまくいくのでしょう?
- 経理コストが高い
- 経理がツライ、タイヘン、ツマラナイ
- 数字が読めない・活かせない
【 経理コストが高い 】
経理をするにあたってかかっているコストは自社内と自社外にわかれます。自社内であれば、経理担当者の人件費。自社外であれば税理士報酬など。
ではもし、いまよりも「経理ができる・わかる」ようになったら?
自社内であれば経理の時間が短くなり、経理担当者の人件費が下がります。身内(経営者本人含む)で経理をしているなど無給だった場合でも、時間が短くなればその分ほかの仕事ができるようになります。
「お金」か「時間」かのちがいはありますがいずれもコストダウンです。
また、経理代行や記帳代行というかたちで税理士などに委託していた場合。自社で「経理ができる・わかる」のであれば、委託コストはなくなります。
税理士への報酬のうち、経理委託に関する分の値下げ交渉が可能になります。
このように、浮いたお金と時間は、あらたに仕事に使うことができるようになります。
【 経理がツライ、タイヘン、ツマラナイ 】
慣れない経理をすることは心理的にも負担を伴います。そのうえ、本業の仕事が終わってから夜遅くに経理、休みの日に経理となれば。「つらい、大変、つまらない」のも当然です。
ではもし、いまよりも「経理ができる・わかる」ようになったら?
「できる」のであれば、つらいや大変といった気持ちは小さくなります。「わかる」のであれば、つまらないという気持ちも小さくなります。
むしろ、おもしろく、楽しくさえなるでしょう。受験勉強などでそういう経験はありますよね?同じです。
「できる」ようになることで、経理残業、休日に経理という環境も変えられます。アフター5や休日の時間まで、経理のために使うことはありません。
【 数字が読めない・活かせない 】
決算書や月次試算表など、経理の結果である「数字がわからない」という話をよく聞きます。税理士に説明してもらってもなおわからない、とか。
ではもし、いまよりも「経理ができる・わかる」ようになったら?
月並みな話ですが。数字が自分で読めるようになると、毎日の「判断」に役立ちます。
たとえ話をするならば。数字が読めない経営は、燃料計のないクルマを運転するのといっしょです。ガス欠が心配で困りますよね。
ガス欠してもクルマなら止まるだけですが、燃料計のないヒコーキだったらどうでしょう?怖くて乗れたものではありません。
不適切なたとえだったかもしれませんが、本質的にはまちがっていないはずです。
数字が読めなくても経営はできます。でも数字が読めれば、もっと「クリア(明瞭)」な経営ができます。
不安や迷いは小さく、安心や自信は大きくなるのが「経理ができる・わかる」の効果です。
「経理ができる・わかる」ための3つのポイント
経理の悩みがなくなると、もっと仕事がうまくいくというお話をしてきました。そこにはいずれも「経理ができる・わかるようになれば」という前提がありました。
それでは、どうすれば「経理ができる・わかる」ようになるのでしょうか?「できない・わからない経理」から変わるためには、3つのポイントがあります。
- ツール選び
- しくみづくり
- 習慣化
【 ツール選び 】
経理がタイヘンだと嘆かれる多くのケースで、「人力」経理の実態があります。手作業が多すぎるのです。
昔はそれしか方法がありませんでしたが、いまはまったく違います。ずばり「IT」です。
手作業の悩ましい点は、手間がかかるうえに、単純ミスが避けられないこと。
「作業」はそれを得意とするITに任せるのが一番です。作業は極力ITにまかせて、人間は「考える」ことに時間を使いましょう。
いまは「作業の自動化」をうたう「クラウド会計」がブーム。従来の会計ソフトとコストも大差なく、作業を格段に減らすことが可能になりました。
やり方しだいで、フリーランスや小規模法人の経営者が、本業の傍らで自ら経理を担当することもできるほど。
もしも、「食わず嫌い」でいるのなら。いちどはクラウド会計についても検討してみることをおすすめします。
【 しくみづくり 】
クラウド会計で作業を格段に減らすことが可能だと言いました。ところが、クラウド会計を導入すればいいかというと、それだけではありません。クラウド会計を活かす環境を整える必要があります。
それが「経理のしくみ」づくりです。
「作業の自動化」の恩恵を受けるためには、いままでどおりのやり方では不十分。
たとえば、ネットバンキングを契約する。現金払いをなるべくやめ、クレジットカードや電子マネー、振込にするなど。
ほかにも経理処理の流れや方法をあらためることも検討しなければいけません。
ここは大事なところで、こういったことにこそ専門家である税理士のサポートを受けるのがよいでしょう。
クラウド会計の利用に限らず、しくみがマズイと経理はタイヘンになるばかり。いつもの「経理のしくみ」を見直してみることがたいせつです。
【 習慣化 】
ツールもそろえた、しくみもできた。あとは実践の繰り返し、習慣化です。
ところが経理を変えようと意気込んでも、習慣化の壁はどうにも高いのが現実です。自分でがんばろうとして結局挫折というパターンも散見されます。
なのでここも、税理士などのサポートを受けるべきポイント。短期集中して、あたらしいツールとしくみをいちどしっかり身につけることです。
せっかくのツールやしくみをムダにすることがないようにがんばりましょう。
習慣化した先には、いよいよ経理の悩みが解消された世界が待っています。
まとめ 「税理士要らずの経理」を身につける
ツール、しくみ、習慣化の3点セットで、「経理ができる・わかる」ようになる。すると経理の悩みは消え、仕事はもっとうまくいく。というお話でした。
この「経理ができる・わかる」ようになることを、わたしは「税理士要らずの経理」と呼んでいます。
税金の申告は無理にしても、普段の経理であれば税理士不在でも十分できるものと考えています。
そして、フリーランスや小規模法人であれば、経営者自身で経理はできると本気で考えています。
普段の経理を税理士に頼り「すぎる」ことは、経営者自身のためにもなりません。
燃料計のないクルマのたとえ話で言えば。燃料計がない、あるいは読めないからと言って、四六時中、助手席に税理士を乗せておくわけにはいかないのです。
「税理士要らずの経理」を身につけるにしても。しくみづくりや習慣化には専門家である税理士のチカラが必要だとお話ししました。税理士には経理代行や記帳代行の「作業」を任せるのではなく、専門家としての「支援」をお願いするようにしましょう。
当事務所では、「税理士要らずの経理」を身につけるためのコンサルティング「自分・de・経理」を行っています。
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きょうの執筆後記
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昨日は終日所内で仕事。セミナー開催の準備など。
予想通り台風が凄かったので、はやめに予定を変えておいて正解でした。
それにしても天候不順でなかなか思い通りに走ること(ランニング)ができません・・・