連日の猛暑。そんな暑い夏に、おすすめのコーヒー抽出グッズを紹介していきます。お手軽なものから、ちょっと手間のかかるものまで。気になるものがあれば、ぜひいちどお試しを。
缶コーヒーもボトルコーヒーもいいけれど。
こんにちは、コーヒー好き税理士のモロトメジョーです。きょうも、コーヒーしてますか?
というわけで、いま(2022年8月14日)は夏。まだまだ続くであろう暑い日に、おすすめのコーヒー抽出グッズをご紹介していきます。
いやいや、抽出とかメンドーだし。缶コーヒー、ボトルコーヒーで間に合ってますから。というご意見もあるでしょう。たしかに、缶もボトルも悪くはありません。
が、じぶんで抽出するコーヒーには、まったく違った美味しさがあるのも事実です。だまされたとおもって、まずはこの先を読み進めてみるというのはいかがでしょうか。
と、いささか強引な勧誘ではありますが。数々のコーヒー抽出器具を扱っているうえでのおすすめですから、あながち間違ってもいないはず。ということで、さっそくはじめていきましょう!
暑い夏におすすめのコーヒー抽出グッズ3選
HARIO ミルク出しコーヒーポット
まずは、いちばんお手軽なコーヒー抽出グッズから。「HARIO ミルク出しコーヒーポット」です。コーヒー好きであれば、知らない人はいない HARIOさんの製品になります↓
長年の知恵と、技術の粋が詰まった品かといえば、そういうたぐいのものではありません。言ってしまえば、なんの変哲もないポットだったりもします。
それでもこれさえ買えば、迷うことなく、不足するものがなく、すぐに「ミルク出しコーヒー」をつくることができるんだ! という点でおすすめをしているしだいです。
ちなみに、ミルク出しコーヒーを「カフェオレ」といっしょにしてはいけません。まったくの別物です。だいじなことなので、もういちどいいます。ミルク出しコーヒーとカフェオレは、まったくの別物なんです。
そんなに力説するほどのことか? と、おもわれるかもしれませんが。わたしははじめてミルク出しコーヒーをクチにしたときに、衝撃を受けました。な、な、なんだこれは。う、う、美味い…
あんまりいうとウソっぽくなるので、話を進めます。
ミルク出しコーヒーとは、冷たい牛乳のなかにコーヒー粉を浸して、抽出したコーヒーです。具体的な手順がこちらになります↓
- コーヒー粉(中挽き)を準備する
- パック的なものに粉を詰める
- パックをポットに入れて牛乳を注ぐ
- 冷蔵庫にポットを入れて待つ(8時間くらい)
というわけで、お手軽すぎる。火も使いませんし。また、コーヒー粉を入れるパック的なものは、「HARIO ミルク出しコーヒーポット」に付属しています。やはりお手軽。
なお、ミルク出しに対してカフェオレとは? ドリップコーヒーと牛乳を1:1で混ぜたものです。別途、コーヒーを淹れる(ドリップする)必要がある点でメンドーがあります。
肝心の味わいも、まったくの別物。ミルク出しコーヒーに「水」は入っていませんが、カフェオレには「水」が入っています。ドリップするときに必要なので。
つまり、ミルク出しのほうは「水」で薄まっていない分だけ、とても濃厚な「ミルク感」があるんですね。いや、ほんとうに、マジでおいしいので、いちどは味わっていただきたい。
できれば、暑い日の午後2時くらいに、ひんやりと冷えたミルク出しコーヒーがぴったりです。というわけで、朝6時くらいに仕込みましょう。早起きもできて、一石二鳥でございます。
ミルク出しコーヒーや、「HARIO ミルク出しコーヒーポット」について、くわしくはこちらの記事もどうぞ↓
エアロプレス+FELLOW Prismo
続いては、これまたお手軽なコーヒー抽出グッズである「エアロプレス」について。コーヒー好きであれば、知らない人はいないであろうエアロプレスではありますが↓
意外と、「持ってはいない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方にも、全力でおすすめできるのは、「いまが暑い夏だから」だったりもします。
エアロプレスのなにがいいって、「水出し」もいけるところです(もちろん、ホットもいけます)。水出しというと、前述のミルク出しのように、時間をかけて(水にコーヒー粉を浸して)抽出するイメージが一般的でしょう。
ところが、エアロプレスなら、時間をかけずにその場で水出しコーヒーをつくれます。「空気圧」のチカラを利用して、コーヒーの成分を一気に抽出できるからです。しかも手動なので、エコ。
これに、氷を入れれば、あっという間に冷たい水出しコーヒーのできあがりです。こうして書いているだけで、コーヒーが飲みたくなってくるわぁ。それはそれとして、エアロプレスについてくわしくはこちらの記事にも書きました↓
ただ、これでおわりではないんです。エアロプレスの水出しもいいんですが、超絶おすすめは「エスプレッソ」になります。
エスプレッソとは、高い圧力をかけることで、ギュギュッと凝縮された「濃いコーヒー」のこと。通常、エスプレッソをつくるとなると「エスプレッソマシン」を必要とします。高い圧力をかけなければいけないので。
ところが、エアロプレスに、オプションの「FELLOW Prismo」をセットすることで、やはり手動でエスプレッソを淹れることができるんですね。すごくないですか、すごいですよね(←押し売り感)↓
いやでも、これはほんとうにスゴい。エスプレッソマシンほどではありませんが、「エスプレッソに近いもの」としてはじゅうぶんだとおもいます(個人的な感想です)。
というわけで、「エアロプレス+FELLOW Prismo」で抽出した「エスプレッソに近いもの」を、冷たい牛乳に注ぎ入れてみましょう。あのスタバラテにも負けない、アイスラテの完成です。やっぱ、夏はアイスラテがうまいんだな。
きょうから、あなたの家がスタバになる。「エアロプレス+FELLOW Prismo」はおすすめです。FELLOW Prismoについてくわしくはこちらの記事にも書きました↓
なお、おうちでエスプレッソを淹れるのであれば、「ビアレッティ・ブリッカ」もおすすめ。ただ、火を使うのと、少々時間と手間がかかる点では、エアロプレスに軍配が上がります↓
いっぽうで、味わいからみると「ビアレッティ・ブリッカ」でしょう。また、エアロプレスよりも量をたくさんつくれるのも「ビアレッティ・ブリッカ」です。
迷いどころではありますが、どちらか1つということであれば、「オールマイティー」な活躍を見せてくれるエアロプレスをおすすめします。個人的には。
KONO コーヒードリッパー MDKー21
さいごに、もうひとつ。ハンドドリップ用のドリッパーのご紹介になります。ずばり、「KONO コーヒードリッパー MDKー21」です↓
ハンドドリップですから、いままでの抽出グッズに比べると、手間がかかります。また、少々の腕が必要だともいえるでしょう。
とはいえ、できあがりの「アイスコーヒー」は唯一無二の旨さですから。手間をかけ、腕を磨く価値は十二分にあります。
いやいや、ドリッパーなんてどれも同じなんじゃないの? と、言っているそこのあなた。残念、同じではないのです。10を優に超えるドリッパーを使っているわたしは、身を持って理解しています。
この点で、たとえばこんな記事も書きました↓
なので、ぜひともおすすめをしたいのが「KONO コーヒードリッパー MDKー21」です。なぜ、おすすめなのか? 「キリッと苦味の効いたアイスコーヒー」を淹れるのに最適だからです。
細かい説明は省きますが、「KONO コーヒードリッパー MDKー21」はほかのドリッパーに比べると、抽出スピードが遅いという点に特徴があります。お湯がゆっくりと落ちる。すると、ほかのドリッパーに比べて、成分の濃いコーヒーを抽出できるわけです。
結果、キリッと苦味の効いたアイスコーヒーになります。個人の好みですが、わたしはやっぱり、深煎りのコーヒー豆を使った、キリッと苦いやつが好きなんですね。そして、キンキンに冷えたやつ。
ハンドドリップでアイスコーヒーをつくる場合の方法として「直接急冷式」があります。ざっと、こんな感じです(1杯分の場合)↓
- コーヒー粉(深煎り・中挽き)15gを用意する
- サーバー(またはコップ)に、氷を 100g入れておく
- サーバー(またはコップ)に、ドリッパーをセットする
- ドリッパーにペーパーフィルターをセットして、コーヒー粉を入れる
- 30gのお湯をドリッパーに注いで、30〜40秒ほど蒸らす
- ドリッパーの中央付近に、お湯 70g〜90g をゆっくりと注いでいく(一気に注がず、数回に分けて)
直接急冷式のメリットは、急速に冷却できることです。すると、透き通ったクリアなアイスコーヒーができあがります。いっぽうで、ダラダラと冷やしていると、コーヒーが濁ってしまい、味わいにも影響するところです。
アイスコーヒーは一気に冷やす! ということを覚えておきましょう。ハンドドリップについては、こんな記事も書いていますので、よろしければどうぞ↓
まとめ
暑い夏におすすめのコーヒー抽出グッズを紹介してきました。お手軽なものから、ちょっと手間のかかるものまでありますが。気になるものがあれば、ぜひいちどお試しいただけましたら幸いです。
それでは、きょうも美味しいコーヒーとともにありますように。