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オンラインマラソン大会がリアルに比べて良いところ・イマイチなところ

オンラインマラソン大会がリアルに比べて良いところ・イマイチなところ

リアルでは開催できないけれど「オンライン」なら、というマラソン大会は増えているようです。

というわけで。「オンライン」のマラソン大会について、「リアル」のマラソン大会とを比べてどうだったか、をお話をしていきます。

目次

リアルがダメなら、オンラインがある。

ランニングをはじめるようになって、4年と8ヶ月ほど。これまで 16回のマラソン大会に参加をしてきました。

これからもいろいろと参加をしたいのですけれど。ときは令和を迎えて、いまは withコロナ。多くのマラソン大会が、リアルでの開催を中止している状況にあります。

そんななか、リアルでは開催できないけれど「オンライン」なら、というマラソン大会は増えているようです。オンラインマラソンとか、GPSマラソンとか、バーチャルマラソンとか。

というわけで、わたしも2つの大会に参加をしてみました↓

  • 東北・みやぎオンライン復興マラソン(42.195km)
  • CW-X NIPPONを、走ろう。バーチャルマラソン2020冬(ハーフマラソン)

いずれの大会も、事前準備としては、スマホで「TATTA」というアプリをインストールしてさえいれば、参加ができるものでした。

これら「オンライン」のマラソン大会について、「リアル」のマラソン大会とを比べてどうだったか、をお話をしていきます↓

このあとのお話の内容
  • オンラインマラソン大会がリアルに比べて良いところ
  • オンラインマラソン大会がリアルに比べてイマイチなところ

オンラインマラソン大会に参加してみようかなぁ、と興味関心があるかたのご参考になれば幸いです。

それではこのあと、順番に見ていきましょう。

オンラインマラソン大会がリアルに比べて良いところ

まずは、オンラインマラソン大会がリアルに比べて「良いところ」から。具体的にはこちらです↓

  • ベストコンディションでスタートできる
  • 何日かに分けて走れる
  • トイレ問題を軽減できる
  • 会場までの移動が不要
  • 途中でのんびりもOK
  • 参加費がリーズナブル
  • リアル参加への準備になる

それぞれ、くわしくお話をしていきます。

ベストコンディションでスタートできる

オンラインのマラソン大会のなかには、「ピンポイントの日づけ」ではなく、「あるていどの期間内」で実施されるものがあります。

たとえば、「〇月〇日〜〇月〇日の10日間」みたいな。ですから、その期間のなから、じぶんがベストコンディションだと思う日にち・時間にスタートすることができます。

リアルのマラソン大会だと、雨が降ったり、恐ろしく寒かったり、行く手を阻むほどの強風が吹いたり… いろいろあるわけですが。開催される以上は、ガマンをするほかありません。これはツラい。

また、わたしはふだん朝早くに走るので、お昼過ぎスタートの大会とかは苦手です。その点でも、自由にスタートできるのはオンラインの良いところでしょう。

わたしはちょうどきょう、オンラインのハーフマラソン大会に参加したところでして。きのうの雨や低温を回避して、晴れて風も無い朝早くにスタートすることができました。

言うまでもなく、ベストコンディションで走るのは気持ちがいいものです。

何日かに分けて走れる

さきほど、オンラインのマラソン大会は、「あるていどの期間内に走ればいい」というようなハナシをしました。

さらには、その期間内であれば、「何日かに分けて走ってもOK」という大会もあります。なので、あまり走力に自信がないヒトでも、わりと参加をしやすいのは、オンラインの良いところだと言えるでしょう。

というわけで、ウチの妻も、わたしといっしょにオンラインの大会には参加をしています(まぁ、なかば無理やり誘っているところはなきにしもあらず)。

ちなみに、参加した「東北・みやぎオンライン復興マラソン」では、2週間のあいだに「累計 42.195km」を走ればOKというもので。それでも、「オレは、1日で 42.195kmを走る。走り切るっ!」と意気込んでスタートしておきながら、30kmで撃沈したのはわたしです。

悲しくも、残りの距離を別日に走りました。おそらく、敗戦処理を任された投手ってこんな気分なんだろうなぁ… などと考えながら。

トイレ問題を軽減できる

リアルのマラソン大会について、「トイレ問題」を抜きにして語ることはできません。参加経験がある多くのヒトが共感をしてくれることでしょう。たぶん、きっと。

とにかく。会場に「トイレ」が足りないのです。トイレ自体はあるのですが、参加者の数に対してトイレが少ない。とくにスタート前は、長蛇の列でタイヘンなことになります。

場合によっては、ちょっと殺気立つくらい。ほんとに。

でも、オンラインの場合には、きわめて「平和」です。スタートの直前まで、自宅のトイレを使うことができます。緊張するとトイレが近くなるヒトにもやさしいのがオンラインです。たぶん、きっと。

また、リアルのマラソン大会では、レース中の「トイレ問題」もあります。長い時間をかけて走るヒト(フルマラソンで6時間近く走るわたしとか)はとくに、レース中にもトイレに行きたくなるものです。

ところが、コース上のトイレには限りがありますので、またしても長蛇の列… ということは少なくありません。そうこうしているあいだに、足切りの時間が近づいてくる(いわゆる「関門」の制限時間)。さすがにトイレ待ちでリタイアはキツイです。

いや、はじめからもっと速く走れよ。っていうことなんですけどね。

まぁ、それはそれとして。オンラインの大会だと、レース中にも好きなところで、空いているトイレに行けます(公園とか、コンビニとか)。これは、オンラインの良いところだと思うんですけど、どうでしょう?

会場までの移動が不要

リアルのマラソン大会だと、自宅から会場まで出向かなければいけません。あたりまえですが。そのあたりまえが、けっこうツラいし、メンドーだったりもします。

片道数時間かかるものもあれば、泊りがけということもありました(結局は台風で中止になりましたけど…)。はっきり言って、行くまでに疲れちゃう部分はありますね。

それに、全力で走りきってエネルギーがスッカスカになってからの、帰路というのもなかなかにツラいものです。い、家が遠い… あるときには、自宅の最寄駅の階段を昇るのが難儀で苦労もしましたし。

オンラインの大会には、そのような苦労はありません。家のトビラを開けたら、そこはもう会場です。そして、「ゴール=家」に設定すれば、帰路はありません(オンラインの大会では、コース決めは各自の自由です)。

コロナの心配があるいまだと、電車やバスに乗るのはできるだけ避けたい。なので、リアルにやっている大会があるとしても、わたしとしては参加を躊躇するところです。

やはり、会場までの移動がない、電車やバスに乗らなくてもすむオンラインにはメリットがあるなぁ、と感じています。

途中でのんびりもOK

オンラインの大会では、「期間内に〇km走ればOK」とか、「その日のあいだに〇km走ればOK」という感じで、設定がユルめのものがあります。

だから、レースの途中でちょっと寄り道、ちょっと休憩、というのも「楽しみ」としてよいでしょう。わたしも、途中でいろいろと立ち寄りながら、写真を撮ったり、間食したりもしています。

リアルの大会だと、制限時間があるので、そこまでのんびりはできません。もちろん、「ちょっと寄り道」というわけにもいきませんし。

その分、レースに集中できるのがリアルの良さではありますが。いっぽうで、のんびり楽しめるのがオンラインの良さかな、と思います。

のんびりする予定も組みながら、それを楽しみに完走を目指してみる。ということであれば、マラソン経験が無い・少ないヒトでも参加をしやすいですね。

参加費がリーズナブル

リアルの大会だと、場合によっては参加費が「1万円」を超えるものもあります。また、フルマラソンだと、5,000円くらいはするものです。それに、会場までの交通費なども含めると、そこそこおカネがかかります。

この点で。オンラインの大会は、リアルの大会に比べると「参加費」がリーズナブルです。わたしが参加した2つの大会は、それぞれ 2,500円と 500円。もちろん、会場までの交通費は無し。

リーズナブルであるにもかかわらず、「東北・みやぎオンライン復興マラソン(参加費 2,500円)」では、「佐々直 牛たん蒲鉾(40g×4枚)&笹かま仙べぇー割れせん」を参加賞としていただきました。商品だけではなく、送料も考えると 2,500円は安すぎないか? と心配になるほどです。

もうひとつの「CW-X NIPPONを、走ろう。バーチャルマラソン2020冬(参加費 500円)」は、参加特典として、抽選でなにかがあたるかもしれない。あたらないかもしれない。でもワンコインですからね、満足です。

リアル参加への準備になる

いましがた、オンラインの大会は「途中でのんびりもOK」とは言いましたが。そうは言っても、「大会」です。やっぱり、大会という緊張感はありますし、緊張感を持つようにしたいものです。

どうして?

いずれ参加できるであろうリアルの大会に向けて、準備を整えるためです。

わたしの場合。ふだんから、ひとりで走って「練習」をするのは、「本番(リアルの大会)」に参加するためでもあります。その本番が無いいま、練習ばかり、練習だけでは緊張感がなくなってしまう。

この点で、オンラインの大会は、緊張感を持つための良い機会になります。リアルの大会ほどではないけれど、それでも「大会に参加するんだ」というモチベーションを持つことができる。

ふだんひとりで走るのを「練習」、リアルの大会を「本番」ととらえるならば。オンラインの大会は「練習試合」の位置づけです。

思い出せば。部活動(硬式テニス)をやっていたときも、日々の「練習」と、大会という「本番」のあいだには、「練習試合」がありました。

練習試合をすることで、じぶんの実力をはかったり、試合のフンイキに慣れたり、緊張感を高めたりすることができます。

というわけで。コロナだからと、ひとりで「練習」ばかりしているのではなく。たまには、オンラインの大会で「練習試合」も有意義なのではないでしょうか。

オンラインマラソン大会がリアルに比べてイマイチなところ

まずは、オンラインマラソン大会がリアルに比べて「イマイチなところ」から。具体的にはこちらです↓

  • コースを考えなくてはいけない
  • 信号でつかまる
  • 応援がない
  • ラクをしやすい

それぞれ、くわしくお話をしていきます。

コースを考えなくてはいけない

オンラインの大会では、じぶんで「コース」を考えなくてはいけません。リアルの大会のように、決められたコースをただ走ればいい、というわけではありません。

なので、事前に「あるていど」は、コースとその距離とを考えておくことになります。このコースで走れば、だいたいハーフマラソンの距離になるよなぁ、みたいな。

わたしは、Googleマップを使って、事前にだいたいのコース決めをしています。どのへんを経由して、どのへんを折り返しにするか? くらいのざっくりさですけど。あとは、実際に走りながら「微調整」です。

想定よりも距離が長過ぎるようならショートカットするし、距離が短すぎるようなら遠回りをする。このあたり、いろいろ考えなくてはいけないのはメンドーだと言えば、メンドーですね。

そのいっぽうで。自由に決められるのですから、じぶんの行きたいところに行ける。と、考えることもできるでしょう。

メリットととるか、デメリットととるかはあなたしだい!

信号でつかまる

リアルの大会の良いところのひとつに「信号でつかまらない」が挙げられます。信号がない場所で開催されたり、信号があっても交通整理されているので、信号でつかまることがない。

オンラインの大会では、信号がある道をコースに選べば、当然、赤信号でつかまることがあります。だれも交通整理はしてくれないので。

というわけで。信号が多い街なかなどでは、かなりの回数、信号でつかまることになります。信号で立ち止まると、ペースが狂って、かえって疲れちゃうんですよね。わたしの場合。

それに、信号でつかまればつかまるほど、完走までに時間がかかる。同じ距離を走るのでも、リアルとオンラインとではだいぶ違ってしまいます。信号でつかまっている分だけでも、10分、20分ということはあるでしょう。

せっかちなわたしとしては、なんか「時間をムダ」にしているような気分になってしまう… そんなこと思うヒトはあまりいないのかもしれませんが。

なので、赤信号でつかまりそうだと察知すると、手前で信号が無い横道に入ったり、青信号の反対側に渡ったりして、できるだけ立ち止まらないようにしています。

おかげで、当初考えていたコースから逸れることにはなりますが。あたらしい「道」との出会いというのも、発見・楽しみのひとつだったりします。よろしければ、おためしあれ。いや、ためさないか。

応援がない

リアルの大会の良いところと言えば、「沿道の応援」も欠かすことができません。大会にもよりますが、多かれ少なかれ、沿道からの応援はいただけるものです。

いまはできなくなりましたけど、沿道の方々との「ハイタッチ」では元気をいただきました。また、応援があると、「あまりカッコ悪い姿では走れないな」という緊張もあるものです。

もっとも、その緊張すらたもてないほど疲れ果ててしまうときもありますが(フルマラソンの 30kmあたり)。そこはどうか許して… という感じです。

それはそれとして。オンラインの大会では、応援がありません。あたりまえですね、ハタから見れば「ひとりでランニングしているヒト」なので。がんばれ〜とか言ってくれるヒトはなかなかいないでしょう。言われても、ちょっと怖いです。

とにかく、応援のないなかで走るということは。じぶんだけが頼りです。じぶんの応援だけで走るしかない。じぶんを鼓舞して走るしかない。がんばれ、じぶん!キミはやればできる子だ!

でも、そうやって、じぶんでじぶんを応援できるようになることは、リアルの大会でも役に立ちそうですね。もしかすると、実生活のなかでさえ役に立つかもしれない。だから、がんばれ。

ラクをしやすい

さきほど、オンラインの大会では「応援がない」というハナシをしました。だから、緊張感をたもつのが難しい面がある。

どうせだれにも見られていない、と思ってしまうと。ツラくなったら、休めばいい、歩けばいい。ということになりがちです。だから、「ラクをしやすい」のは、オンラインの大会のイマイチなところだと言えます。

そうならないようにするために、「目標」を決めておくとよいでしょう。「完走(歩かずに走り切る)」もひとつの目標ですし、「キロ当たり〇分で走る」というのもひとつの目標です。

わたしも、事前に目標を決めてから走るようにしています。当然、完走。そして、キロ6分以内で走る。みたいな。

とはいえ。目標とはあくまで目標であって、現実とは残酷なものです。どれだけ素晴らしい目標を掲げても、みちなかばで倒れることはあります。前述したとおり、フルマラソンの30km地点で撃沈することもあります。

それでも、目標に向かったじぶんを褒めてあげましょう。そのうえで、次に向かって奮起をすればよいでしょう。それに、あまりムリをして、行き倒れてもいけません。

リアルの大会とは違って、救護の体制もないのですから。くれぐれもムリはしない。あまり人通りが少ないところは走らない。そんな感じです。

まとめ

リアルでは開催できないけれど「オンライン」なら、というマラソン大会は増えているようです。

オンラインには「イマイチなところ」もあるけれど、オンラインならではの「良いところ」もあります。

いずれ参加できるであろうリアルの大会に向けて、オンラインの大会に参加をして、楽しく準備を整えておくのはいかがでしょうか。

オンラインマラソン大会がリアルに比べて良いところ・イマイチなところ

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