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いきなりのHHKBかつUS・無刻印は後悔を招くのか?

いきなりのHHKBかつUS・無刻印は後悔を招くのか?

知る人ぞ知るキーボード、HHKB。なかでも、US配列・無刻印のHHKBについて、いきなり買って後悔をした…というハナシがありますが。その真偽について、いきなり買ったわたしが検証です。

目次

十分すぎるメリットがある。

かれこれ2年以上、キーボードはHHKBを使っています。PCの外付けキーボードについて、ちょっと調べたことがある人ならば、知らない人はいないであろうHHKBなわけですが。

検討しながらも、購入を躊躇するケースはけして少なくありません。理由の1つは、お高いキーボードであるから(26,950円〜36,850円)。さらには、おもいきって買ってはみたものの、激しく後悔をしたというハナシもしばしば見聞きします。

なかでもとくに、「US配列(英字配列)かつ無刻印」のHHKBに関して、躊躇と後悔が多いようです。なぜなら、クセが強いから。というわけで、「HHKBのUS・無刻印に、素人がいきなり手を出してはいけない!」とまで言われる始末です。

素人って何?との疑問はさておいて。わたしは、いきなり手を出したクチです。実機をたしかめることもなく、「ええい、ままよ!」とネットでポチったクチです↓

なぜなら、US配列の美しさに魅せられ、無刻印の美しさにもまた魅せられたから。HHKBのUS・無刻印には「見た目以外のメリットがない」などと言われますが、十分すぎるメリットでしょう。

クセが強いことにも耐えるだけの価値がある。だから、多くの人が躊躇し、後悔もするのではないか、というのが私見です。それもさておき、本記事をお読みのあなたは、きっと、躊躇や後悔を抱えているものと想像します。

なので、わたしがこれから、HHKBのUS・無刻印について語られる「クセ」の数々と、それらに耐え、克服するための考え方と方法とをお話しすることにしましょう。

HHKBのUS・無刻印が持つクセの数々をいかに克服するか?

数字・記号は無理ゲー

HHKBには、独立したテンキーがありません。なので、キーボード最上段に、横一列に並ぶキーで数字や記号を入力することになります。

独立テンキーを常用している人にとっては、打ちづらいったらありゃしない。記号にいたっては、不慣れなうえに無刻印ではお手上げだ…無理ゲーの極み、と投げ出してしまう気持ちはわかります。

でも、大丈夫。わたしもまた、独立テンキーの常用者でした。ノートPCに独立テンキーがなければ、外付けテンキーを持ち歩くほどでした。でもいまは、もちろん、そんなことはしていません。

使い続けていれば、独立テンキーがなくても、ノールックで数字も記号も入力できるようになります。ちなみにわたし、タッチタイピングさえできていなかった人ですから(笑)

そこは、「寿司打」や「e-typing」といった、タイピング練習サイトに黙々と取り組みました。いまでも、毎朝のトレーニングをかかしてはいませんし。そのくらいの「根気」は大切です。

そもそも、独立テンキーには大きなデメリットがあります。それは、「非効率」です。独立テンキーを扱うときには、手首をホームポジションから大きく動かさねばなりません。

すると、時間もかかりますし、多かれ少なかれ負担もあるでしょう。それらが積み重なれば、いずれ大きなロスとなります。わたしは、それに気づいたときの強い後悔を忘れてはいません。

なぜオレはあんな無駄な時間を…… by三井寿です。

というわけで、HHKBを使う使わざるとにかかわらず、独立テンキーからの脱却を強くおすすめします。HHKBの購入を、その「きっかけ」にするのもよいのではないでしょうか。

矢印キーはさらに無理ゲー

一難去ってまた一難。数字や記号を克服できてもなお、立ちふさがる壁があります。それが、矢印キーです。HHKBのUS配列には、独立した矢印キーもありません。

なので、独立した矢印キーがないので、Fnキーを押しながら、矢印が割り当てられた別のキーもいっしょに押すのですね。これをはじめて知ったときは、「ま、マジか…どんだけクセ凄なんだよ」と、さすがに引きました。

それでも、いきなり買ったわけですが、購入当初はしばらく困惑したことを覚えています。でも、いまはどうかというと。何も考えずとも、「指」が覚えています。

当初は、アタマで考えて指を動かさざるをえませんでしたが、いまは考える必要なし。慣れとはスゴいものです。HHKBのクセもスゴイですが、慣れのほうがもっとスゴいといえます。

HHKBのUS配列は、「矢印キーが無理ゲー」と言われることもありますが、そうでもないということです。慣れれば、むしろ、独立した矢印キーよりも「ずっと効率的」です。

なぜなら、独立した矢印キーもまた、独立したテンキーと同じく、ホームポジションからは遠い位置にあるものだからです。これは、よくよく考えたら非効率。

ところが、HHKBのUS配列ならば、ほぼほぼホームポジションのまま、矢印キーを扱うことができます。HHKBでは、キーの割り当てを、じぶんでカスタマイズもできるのが便利です。

実際、わたしは「fnキーは、スペースキーの左隣」に、「矢印キーはそれぞれ、j k l ; のキー」に割り当てています。これだと、左手の親指をちょこっと動かすだけ、右手はホームポジションのままです。

これに慣れると、「独立した矢印キーを、ノールックで入力するほうが無理ゲーだ」とおもえてしまいます。

JIS配列との違和感がある

JIS配列(日本語配列)を使っている人であれば、US配列に違和感があるのは当然です。が、わたしは、US配列の良さを知って以来、かれこれ5年以上、US配列を使い続けています。

今後もJIS配列に戻すつもりは、いまのところゼロです。はっきり言って、JIS配列を使うメリットがわかりません。あるとすれば、カナ入力をする人で無刻印が耐えられない場合くらいでしょうか。

ひとことで言って、JIS配列は「左右のバランス」が悪すぎます。US配列と比べてみればわかるのですが、JIS配列は「中心が左に寄っている」のです。これにいちど気づくと、かなり気持ち悪い。

たまーに、JIS配列のキーボードをさわると、じぶんのカラダが曲がっているような感覚をおぼえるほど。まぁ、これはこれで、US配列に慣れたデメリットなのかもしれませんが。

まだまだ、あります。JIS配列はUS配列に比べて、Enter(return)キーやBackSpace(delete)キーが、ホームポジションから遠い。US配列になれると、JIS配列のEnterやBackSpaceは、「右手小指がつるくらい」に伸ばさなければいけないほどツラいです。

さらに言うと、JIS配列の「記号・特殊文字」の配列が気持ち悪い…たとえば、カギカッコの位置が縦並び(US配列なら横並び)、シングルクォーテーションとダブルクォーテーションが離れている(US配列なら同一キー)、コロンとセミコロンが別々のキー(US配列なら同一キー)など。

そういった配列面から見ても、US配列には美しさがあり、機能的でもあるわけですね。

ところで、HHKBは「Controlキー」が、Aキーの左隣にあります(USでもJISでも)。一般的には、Controlキーは、キーボードの左下に追いやられているものでしょう。

この点、Aキーの左隣は、ホームポジションからも近くて、押しやすいことこの上ありません。にもかかわらず、その位置には、一般的には「CapsLock」というマイナーキーが配されているナゾ。

慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、Controlキーはよく使うキーだけに、Aキーの左隣にあるほうがベストです。

というように、HHKBのUSには、配列上の「効率の良さ」が散りばめられていると考えれば、当初は慣れなくても、根気強く取り組む動機になるものとおもいます。

まとめ

知る人ぞ知るキーボード、HHKB。なかでも、US配列・無刻印のHHKBについて、いきなり買って後悔をした…というハナシがありますが。その真偽について、いきなり買ったわたしが検証しました。

実際に、2年使い続けてみて、後悔は微塵もありません。ポイントは「使い続けてみる」ことです。おもうに、後悔をするのが早すぎます。ちょっと使ってみて、「クセが強い」だなんて、あきらめが早すぎる。

なので、2年は使い続けてみることをおすすめします。さすれば、メリットしかありません。

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