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税金が重くて黒字倒産…なんてことはありえない!ほんとうの原因は〇〇と△△という話

税金が重くて黒字倒産…なんてことはありえない!ほんとうの原因は〇〇と△△という話

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利益が出ると税金が増える。税金の支払いが重いから会社がつぶれる。それが黒字倒産。

というのは間違いです。黒字倒産のほんとうの原因、黒字倒産への具体定期対策についてお話をしていきます。

ありえない話に怯えることがないように。

黒字倒産、という言葉があります。黒字、つまり、利益が出ているのに倒産をしてしまう… なんとも「矛盾」をはらんだ言葉です。

その「原因」として、「利益が出ると税金が増える。税金の支払いが重いから会社がつぶれるんだ!」との話を見聞きすることがあります。

間違いです。税金が重くて会社がつぶれることはありえません。

なぜならば、利益の金額以上に税金をとられることはないからです。会社が支払う税金は、利益に対しておおむね 30%ていど。利益のうち7割は手元に残るしくみです。

(※ 個人事業者の場合には、利益の大小に応じて税率が変わります。税率はおおむね 15%〜50%ていど。やはり、税金を払っても手元には残ります)

そう考えると、「税金で会社がつぶれる」のはありえないことだとわかるでしょう。黒字倒産の「ほんとうの原因」はほかのところにある、ということです。

その原因がわからないままに、黒字倒産を恐れて、みずから「ブレーキを踏む(利益を抑える)」ようなことがあれば、会社はたちまち失速してしまいます。ヘタをすると、赤字に転落。本末転倒です。

そんなことがないように。黒字倒産のほんとうの原因を押さえておきましょう。そのうえで、黒字倒産への具体的対策を! というのがこのあとのお話です ↓

このあとのお話の内容
  • 黒字倒産の原因その1「財務」
  • 黒字倒産の原因その2「粉飾」
  • 黒字倒産への具体的対策 3選

それでは、このあと順番に見ていきましょう。

 

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黒字倒産の原因その1「財務」

冒頭、「利益の金額以上に税金をとられることはない」と言いました。

たとえば、利益が 100万円、税率 30%だとしたら。税金は 30万円で、手元には 70万円が残ることになります。だから、黒字倒産なんてありえない。

ところが、現実には「黒字でも資金繰りが厳しい」という会社が存在します。むしろ、黒字になればなるほど厳しい… という話もあるほどです。

ほれ見たことか、やっぱり黒字倒産はあるんだっ! と考えてはいけません。

資金繰りが厳しい原因は黒字(あるいは税金)ではなく、ほんとうの原因は「財務」にあります。財務でヘタをしているから、黒字が出ているのに資金繰りが悪くなるのです。

では、「財務でヘタをする」とは具体的にどういうことなのか?

まずひとつ、「増加運転資金に対応できていない」が挙げられます。黒字が増える過程で売上が増えると、売掛金(売上代金の入金待ち)も増える。商売によっては在庫も増やさなければいけません。これが増加運転資金です。

売掛金や在庫が増えると、それらが「おカネに変わるまでのあいだ」は資金繰りが厳しくなります。そのうえ、仕入代金の支払いや経費の支払いもあるわけで。ここに黒字倒産の可能性があります。

それからもうひとつ、「納税資金に対応できていない」もヘタな財務です。決算日近くで売上増・利益増だと、売上代金の入金はまだなのに、その分の税金は先に払わなければいけない… ここにも黒字倒産の可能性があります。

実際、倒産まではしなくとも、黒字によって資金繰りが厳しいことはある。ただし、それは黒字だから、税金が重いからということではなく、財務でヘタをしているからだ。ということを理解しておきましょう。

増加運転資金にしても、納税資金にしても。事前におカネを手当てできていれば、中長期的には黒字によっておカネはちゃんと増える。100万円利益を出せば、70万円のおカネは増えるのです。

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黒字倒産の原因その2「粉飾」

倒産をした会社の半分くらいは黒字だった、というような統計データがあります。これを見て、「やっぱり黒字で倒産するんじゃないかっ!」と考えてはいけません。

なぜなら、それらの黒字には「ウソ」もあるからです。実は赤字なのだけれど、諸事情あって黒字と偽っていた。つまり「粉飾決算(利益の水増し)」をしていた、ということです。

あるはずのない利益をある、と言い。その分の税金を払っていたのだとすれば、さすがにそれはつぶれます。無い袖は振ることはできないのです。

赤字が 100万円の会社があったとして。黒字にしないと株主に怒られる… 銀行からおカネが借りれない… そうだ粉飾をしよう、という場合。

もし、黒字 100万円に粉飾をすると、税金は 30万円です(税率 30%として)。赤字で 100万円のおカネが減っているところに加えて、さらに余計に税金 30万円を払おうというのですから先は見えています。

粉飾による黒字倒産は、税金が重くてつぶれたわけではありません。そもそも払う必要もない税金を払ったことでつぶれただけです。混同しないようにしましょう。

 

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黒字倒産への具体的対策 3選

ここまで、黒字倒産のほんとうの原因についてお話をしてきました。ここからは、黒字倒産への具体的対策についてお話をしていきます。

はじめに結論から、こちらです ↓

“黒字倒産への具体的対策”
  1. 増加運転資金の融資を受ける
  2. 納税資金の融資を受ける
  3. 期のはじめから利益を出していく

それでは順番に見ていきましょう。

《対策1》増加運転資金の融資を受ける

黒字倒産のほんとうの原因として、「財務のヘタ」という話をしました。そのうちの「増加運転資金に対応できていない」ケースについて。

言うまでもなく、増加運転資金にともなうおカネの手当てをすることです。この点、中小企業は「銀行融資」がいちばんの方法になるでしょう。

増加運転資金に対する融資は、背景に「売上増加・利益増加」があるため、銀行も積極的です。比較的受けやすい融資であり、資金繰りを考えれば「受けるべき融資」でもあります。

運転資金が増加するしくみ、増加運転資金の融資を受けるポイントなどを押さえておきましょう。くわしくはこちらの記事をどうぞ ↓

増加運転資金

運転資金ってなに?運転資金の増加を理由に融資を受けるってどういうこと?

増加運転資金の計算方法

売上が増えると必要なおカネはいくら増える?【増加運転資金の計算手順と銀行融資】

《対策2》納税資金の融資を受ける

「財務のヘタ」には、「増加運転資金に対応できていない」のほかにも、「納税資金に対応できていない」ケースもある、という話をしました。

ゆえに、黒字のときには納税資金の手当ても必要です。

納税資金についても、背景に「利益」があることから、比較的借りやすい融資だと言えます。おカネを借りてまで納税するなんて… と思われるかもですが。

おカネが増えるタイミングと納税のタイミングが一致しないことは前述したとおりです。利益を出せば、中長期的にはおカネは増えるのですから、一時的な借入を嫌わずに、しっかりと資金手当をしておきましょう。

せっかく黒字を出しているのに、資金繰りで汲々としているのは、なんとももったいない話です。しなくてもいい資金繰りの苦労などしないように。くわしくはこちらの記事をどうぞ ↓

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《対策3》期のはじめから利益を出していく

黒字倒産のほんとうの原因として「粉飾」という話をしました。その前段階として、赤字の発生・赤字の継続があります。

その赤字にいたる理由のひとつが、「納税嫌い」であることを見逃してはいけません。

たとえば、100万円の利益が出そうな会社があるとして。税率が 30%だとすれば税金は 30万円です。この 30万円を惜しんで、「税金を払うくらいなら経費を使う」という会社があります。極端なケースでは、100万円経費を使う。

これは間違いです。なにもせずに税金を払えば手元に 70万円残ります。けれども、100万円経費に使えば、税金は減っても、手元に残るおカネはゼロです。

こうして、みずから状況を悪化させる会社にならないように気をつけましょう。節税もだいじですが、出せる黒字をきちんと出すことはもっとだいじです。

ひとつの方法として、「決算月を売上・利益が少ない月に変更する」ことが挙げられます。言い換えると、売上・利益が多い月が、期のはじめになるように決算月を変更する、ということです。

これにより、期のはじめから大きな利益があがり、決算に向かって利益のあがり幅は小さくなっていきます。すると、期の途中でも最終利益が読みやすくなる。

納税嫌いをしてしまうのは、決算間際になって「思わぬ税金」を目にするからです。期のはじめから利益を出し、期のはじめから相応の税金をイメージできていれば、「思わぬ税金」ということにはなりません。

納税嫌いで黒字を減らす、結果として赤字になり、その後に粉飾。そして、黒字倒産。そのような道をたどることがないように、納税嫌いを克服しましょう。

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まとめ

利益が出ると税金が増える。税金の支払いが重いから会社がつぶれる。と、黒字倒産を解釈するのは間違いです。

黒字倒産のほんとうの原因は、「財務」と「粉飾」にあります。それを理解したうえで、黒字倒産への具体的対策を講じるようにしましょう。

黒字倒産への具体的対策
  1. 増加運転資金の融資を受ける
  2. 納税資金の融資を受ける
  3. 期のはじめから利益を出していく

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