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借りなさすぎじゃない?資金繰りで忙しい社長の傾向と対策

借りなさすぎの傾向と対策

” いつもおカネが不足気味・・・ 資金繰りの心配や苦労が多い・・・ ”

そんなことはありませんか? それ、「借りなさすぎ」かもしれません。資金繰りで忙しい社長の傾向と対策についてお話をします。

目次

「借りなさすぎ」で資金繰りが忙しい会社・社長の傾向とは?

おカネを借りることを嫌いすぎている。そんな会社があり、そんな社長がいます。

ここで言う「借りる」とは、銀行融資のこと。銀行はキライだ、借金はキライだ、というケースが当てはまります。

もちろん、借りる必要がなければそれでもかまいませんが。

借りる必要があるのに借りていない。つまり、借りなさすぎだ、というのでは問題です。

「資金繰りに忙しい」のは社長のあるべき姿ではないからです。社長にはほかにやるべきことがあります。また、おカネの不安で思い悩むストレスもよくありません。

そこで、「借りなさすぎ」の会社・社長の傾向(どんなことが起きているか)と対策(どうすればよいか)についてお話をしていきます。

 

借りなさすぎの傾向

「借りなさすぎ」の会社の傾向をひとことで言うならばこれです ↓

現金預金が、平均月商の1ヶ月分よりも少ない

さて、どうでしょう? 商売のしかたいかんでは、1ヶ月より多くても「借りなさすぎ」はありえるのですが。

少なくとも、平均月商の1ヶ月分よりも少ないのは「借りなさすぎ」の典型です。

たとえば、平均月商が 500万円の会社があったとして。月の利益は 50万円だと仮定すると、経費は 450万円になります。

もともと手元におカネが無いのだとしたら、売上 500万円の入金を待って、それをすぐに経費 450万円の支払いに充てる。いわゆる自転車操業です。

利益が大きい・安定しているのであれば自転車操業は解消に向かいますが、そういうことばかりでもないでしょう。するといつまでたっても自転車操業です。

多くの会社では、月商に近い金額だけの経費が発生します。ゆえに、最低でも月商の1ヶ月分以上は「キャッシュ(現金預金)」を持つべきだ、ということです。

借りなさすぎで起きていること

前述した、「現金預金が、平均月商の1ヶ月分よりも少ない」ような会社・社長に起きていることについて見てみましょう。よくあるのはこのようなことです ↓

  1. 社長がしばしば資金繰りで忙しい
  2. 社長がいつもおカネの不安を抱えている

「借りなさすぎ」で起きていることは、大きく分けて上記の2つです。

①については、絶えず社長が個人のおカネを会社に出し入れして資金繰りが忙しい。また、それが社長の仕事になってしまっている状態です。

これがあたりまえだ、と考えている。場合によっては、資金難をやりくりすることにやりがいを感じていたりもします。

ところが、このような「後ろ向きな資金繰り」が社長の仕事であるはずもなく。社長には、ほかにやるべきことがあるのはあきらかです。

②については、ただただ漠然としたおカネの不安を抱えている状態です。大きなストレスであり、心身を壊すことにもなりかねません。

事業をしていれば、おカネに対する不安は避けられないことではありますが。信頼できる打ち手があれば、不安を減らすことはできるでしょう。

以上のような、「借りなさすぎ」の傾向に対して、どう対策すべきかをこのあと見ていきます。

 

借りなさすぎへの対策2つ

前述した「借りなさすぎ」への対策を2つ挙げます。

《対策1》銀行から運転資金を借りる

コインの裏表のようなハナシではありますが。借りなさすぎなのですから借りましょう、というのが1つめの対策です。

ここで言う「借りる」は銀行融資。そして、借りる際の名目は「運転資金」になります。

運転資金についての詳細は別記事(銀行融資を受けることができる『資金使途の種類』とは?)に譲るとして、かんたんに示すとすればこういうことです ↓

運転資金 = 売掛金 + 在庫 ー 買掛金

ツケによる売上(売掛金)が多いほど、在庫を多くもつほど、おカネ(運転資金)が必要になります。買掛金は、売掛金の逆なので、運転資金を減らす効果があります。

上記の算式の運転資金がないと会社・事業が回らないのだから貸して。というのが「理屈」です。

とはいえ、それはそれ。実際のところ銀行も、会社が「月商の1ヶ月分ていどの現金預金」の余裕を持つことに違和感はありません。

理由はさきほど「平均月商 500万円」の会社の例で話したとおりです。ある程度の余裕がなければ、安心して経営を続けることは困難なのです。

したがって。銀行から融資を受けるには「資金使途(おカネの使いみち)」が必要になりますが、「月商の1ヶ月分ていどの現金預金を持ちたい」は資金使途だといえます。

決算書(試算表)、資金繰り表などをそろえて、銀行から「月商1ヶ月分」の融資を受けましょう。

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【注意】借りれないケースはもちろんある

本文のケースで、必ずしも融資が受けられるわけではありません。業績が悪すぎる、すでに借りすぎなどの理由によっては、銀行から断られる場合もあることを申し添えます。

《対策2》時間がたったら借り直す

「借りなさすぎ」への対策2つめは、時間がたったら借り直す。「時間がたったら」とは、《対策1》で借りてからということです。

借りてから毎月の返済が進んでいけば、手元のおカネは減っていきます。あたりまえです。

あたりまえなのですが、そのまま「放置」というケースが散見されます。するとどうなるか?

また、元の状態に戻ってしまいますよね。おカネが足りなくなる、資金繰りが忙しくなる。

ですから、借りてから時間がたったら、「借り直す」ということを考えていきましょう。タイミングとしては、毎年の決算が終わるつど。

返済をすることで減った借入残高を、またもとの残高まで借りるのです。これを「折り返し融資」と呼びます。

銀行は「貸した・返済してもらった」という実績をとても重視するので、比較的借りやすいのが「折り返し融資」です。

「借りなさすぎ」に後戻りしなように、折り返し融資も活用しましょう。

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まとめ

借りなさすぎじゃない?資金繰りで忙しい社長の傾向と対策、についてお話をしてきました。

借りなさすぎであることに自覚のない会社・社長があります。要注意です。

資金繰りが忙しい、おカネがないのは「あたりまえ」ではありません。

銀行融資を上手につかうことで、余裕のある資金繰りができ、社長はすべき仕事に専念できるようになります。

借りなさすぎになっていないか、確認をしてみましょう。

 

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  きょうの執筆後記
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