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『明日やろう』は明日もやらない!ブログの毎日更新でわかった習慣力

習慣力

そうだ、明日からやろう!

あたらしく身につけたいことや、始めたいことってありますよね。

でも残念。明日もまた同じことを言っているのかも。「明日やろう」は、きっと「明日もやらない」。

目次

習慣化3つのポイント「トリガー」「裁量」「不確定要素」

去年の春、勤め人を辞めて独立開業しました。

そのときにあらたに始めたことのひとつが、このブログです。以来300日以上、毎日更新を続けています。

決してカンタンなチャレンジではない「ブログ」が習慣化した(あるいは、しつつある)のはどうして?

ものごとを「習慣化」する際のポイントについて、わたしの実証実験の結果としてお話してみます。

「目的」はブレブレなのに続くワケ

わたしのブログが続いていることについて。

それはさ、「目的」がはっきりしているからじゃないの?

と、おっしゃるかもしれませんが。そんなことはございません。威張れることではありませんが、「目的」はブレブレの様相を呈しています。

特に初期はヒドいもので、思いっきり弱音を吐き散らしておりましたとさ。ダメだこりゃ ↓

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これほどブレブレではありませんが、その後も「目的」はそれなりにユラユラしています。あえて書きませんが・・・

当然、「目的」は大切であり、しっかりしているに越したことはありません。

けれども。わたしのブログが続いているのは、「目的のおかげ」というわけでもなさそうです。

「毎日更新」の呪縛

それなら、いったいなんだろね?ということで考えてみると。

「毎日更新」というところに行き着きました。「毎日更新」はブログ開始当初から自分で決めていたことです。

どうせやるなら「毎日」だろ?って。

いまにして思うと、どんだけやる気あんねん。という、あのときのボク。

開業直後ですからね、テンションもモチベ―ションも高い高い。えぇ、いまも高いですよ、もちろん。

ただ、テンションやモチベーションという勢いだけではなくて。

「毎日できないことなら、どうせ続かない」と考えていたことを強く覚えています。

2日に1記事、なんて決めたとしたら。きっとズルズル妥協する。3日に1記事になり、5日に1記事になり・・・気づけば、終了~みたいな。

そういう「自分の弱さ」を本能的にわかっていたんですね。

「毎日更新」が持つ3つのチカラ

じゃあ、習慣化したいことはなんでも毎日やればいい。

という結論にするのでは、「雑っ!」と言われかねませんので。もうちょっと考えます。

「毎日更新」が持つ、本質的なチカラとはなんだろう?ポイントはなんだろう?

そんなことを考えていたら、3つの言葉が浮かんできました。

  1.  トリガー(引き金、きっかけ)
  2.  裁量
  3.  不確定要素

これらについて、あらためてお話をしていきます。

 

きょう確実にやるためにできる3つのこと

ふと思い浮かんだ3つの言葉。「トリガー」「裁量」「不確定要素」とはどういうことか?

トリガーを用意する

習慣化するためのポイント1つめ、「トリガー」。ここで言うトリガーとは、「引き金」とか、「きっかけ」のような意味合いです。

ブログに関して言うと、毎日書きはじめる「きっかけ」が決まっています。

朝起きて、きょうのタスク管理・スケジュール管理が終わった直後に書きはじめる。そう決めています。

毎朝起きたら顔を洗うがごとく、ブログを書く。書くしかない、という環境。

そうでなければ。きょうは書こっかなぁ、やめとこっかなぁ。いつ書こっかなぁ、なんてウダウダと迷うことになります。

「毎日書く」ということだけでなく、書きはじめる「きっかけ」を持っていれば迷わずに済む。そういうことです。

「アンタ、夜遅くに更新してるときあんだろっ!」
というツッコミもあるかもしれません。いつもお読みいただきありがとうございます。
スケジュールの都合上、そういう日もございます。が、朝のスケジュール管理にて、きっちりトリガーはセットしておりますことを申し添えます。

裁量は許す

習慣化するためのポイント2つめは「裁量」です。

ブログを「毎日書く」ことを課してはいますが、「どれだけ書くか」までは制限していません。

「どれだけ」とは主に「文章量」を意味しているのですが、わたしのブログの文章量は日々マチマチです。

どうもノらないなぁ、というときは1,500文字ていど。狂ったようにノってしまうと、読み手の負担も忘れて10,000文字を超えても書きます。おいおい。

ほんとうは、読みやすい分量を安定的にご提供するのがベストなのでしょう。

ですが、この部分での裁量を自分に許していることは「意外と」ポイントだったりします。

最悪、文章量が振るわなかったとしても更新はできるか。という、安心感?保険?そんなカンジ。

高すぎるハードルは、走りを妨げる原因にもなる。「毎日」という高いハードルとのバランスはここで取っています。

不確定要素を退ける

習慣化するためのポイントさいごは「不確定要素」です。

ここでブログとの引き合いに、「ランニング」という習慣を持ち出すことにします。ブログと同時期にはじめたランニング。

ランニングも続いてはいますが、ブログほどの充足感にはいたりません。その原因として、「不確定要素」があります。

  • 雨が降る、強風が吹き荒れる
  • カラダの調子が悪い(ような気がする)
  • 寒すぎる、暑すぎる など

って軟弱すぎるだろ、と言われるかもしれませんが。わたしはアスリートではありませんのでムリやムチャでは走りません。

そう考えたとき、天候や体の調子というのは「ある程度不確定」なんですね。

どんなに晴天を祈っても雨は降るし、健康を祈願しても注意してもちょっとした体調不良はあるでしょう。

雨や体調不良を押してまで走ることはできませんが、ブログを書くことはできる、できそうだ。という点で、ランニングとブログには相違点があります。

これは結果論的なことではありますが、ブログが不確定要素から受ける影響は比較的小さい。と言えるわけです。

 

明日を「1」にすることは誰にもできない

習慣化ということについて、わたしのブログ更新を例にお話をしてきました。

万人に有効なお話とも言えませんが、共感できそうなポイントがあれば取り入れて頂ければ幸いです。

なにしろ、ヒトは十人十色、百人百様。習慣化の方法・考え方もさまざまでしょう。

そのことが詳述された本も最近読みました。自分に合った方法で習慣化すればよいのです ↓

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とはいえ。万人の共通事項として言えることがあります。だいじなこと。それは、

明日はじめることは誰にでもできない。

明日はじめようと考えることができても、「ほんとうに」できるかどうかは明日になってみないとわかりません。

できるかもしれないけれど、結局、できないかもしれない。少なくとも、明日を「実績」にすることはできません。

でも。きょうはじめることならばできる。やればできる。やれば実績になります。

「明日やろう」は、きっと明日もやらない。だから、きょうやろう。きょうもやろう。それが習慣です。

 

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  きょうの執筆後記
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